スマホを買って失敗!?

昨年末に見た、あるアンケート記事によると「スマートフォンを買って失敗したと思った」という方が約30%だったそうです。
逆にいえば約70%はスマートフォンで良かったと思っているのですね。

私はもっと多くの方が失敗したと感じていると思っていたので、意外に30%が少ないなという印象です。
では実際にはどんなことを失敗だと思っているのでしょうか。

バッテリーがすぐ無くなる
赤外線が付いていない
携帯サイトを見ることが出来ない
携帯会員になれない
文字入力が面倒
画面を見ながらでなければ入力できない
簡易留守録機能が無い
通信代が高くなった
アプリのダウンロードがよくわからない
突然、電源が切れたり再起動したりする
操作方法が分からない
そもそも電話のかけ方がとり方が分からない

などなどでした。

まずバッテリーの件ですが確かに充電ナシだと2、3日しか持たないですね。
バッテリーが持たない原因はディスプレイが大きいので画面表示にパワーを使っていることと、何もしていない状態でも裏では定期的に通信をしているのが主なところです。
とは言うものの実際には使っている方がスマホを常に操作していることが一番の原因だと思います。
ネットでニュースを見たり、検索したり、動画を見たり、SNSをチェックしたり、ゲームをしたりと常に動かしているのではないでしょうか。
(もし普通の携帯電話でも同じよう使い方をしていたら、あっという間にバッテリーが消費されることでしょう。)
スマホを購入したらバッテリー切れに備えて充電器やポケチャ(ポケットチャージ:バッテリー内蔵充電器)を持ち歩いたほうが良いと思います。

アドレス交換したり画像を送るなど赤外線通信はとても便利です。
しかし携帯電話では当たり前の赤外線通信は、スマホでは必ずしも全機種に搭載というわけではありません。
普段から赤外線通信をよく使う方は赤外線通信搭載のスマホを選ぶようにしましょう。
また赤外線通信機能のないスマホでもQRコードを利用してアドレスを送ることも可能ですけどね。

携帯サイトを見ることが出来ない、携帯会員になれないのは正直致し方のないところです。
難しい話になってしまうので避けますが、セキュリティの面から携帯サイトをそのままではスマホサイトには出来ないのです。
今後はスマホの急激な増加により携帯サイトなどもスマホ対応になっていくと思います。
しばらくは対応になるまでは我慢するしかありません。
同様におサイフケータイ機能もスマホでは搭載していない機種もあるので購入前に調べましょう。

文字入力に関しては・・・慣れるしかありません。
スマホの文字入力はフリック入力方式がよく使われています。
携帯電話では「お」と入力するには「あ」ボタンを5回押すわけですが、スマホでは「あ」ボタンに触れたあと下にスライドさせると「お」と入力されます。
つまり1回触るだけで入力できるので慣れてさえしまえば携帯電話より早く入力することが可能になります。
それでも、どうしてもボタンで入力したい方はボタン付きのスマホもありますけど、機種が限られてしまうのでぜひフリック入力に慣れましょう。

簡易留守録機能(伝言メモ)は確かにスマホでは無いですね~。
シャープ製の一部端末では対応しているのですが、それ以外のiPhoneやAndroidには無い機能です。
留守番電話サービスを利用するしかありませんが、今後はぜひつけて欲しい機能ですね。

通信代が高くなったと感じた方は、多分いままでパケット放題などのサービスを利用して来なかった方ですね。
普通の携帯電話でも通信を頻発に行う方はパケット放題サービスを利用していたはずなので基本的には料金は同じです。
むしろスマホのほうがWi-fi通信を利用したり、Skypeなどのインターネット通話を利用するなど上手に運用すれば通信代は大幅に安く出来ます。
ここらへんは初心者コースではないので後程ご紹介していきたいと思います。

アプリのダウンロードには、ぜひパソコンを利用して欲しいです。
例えばAndroid端末のアプリダウンロードはもちろんスマホだけでも出来ますが、アプリ検索も面倒だし、アプリ評価も見づらいです。
その点パソコンを使えば、インターネットに接続してGoogle Playというサイトからアプリを選択しインストールボタンを押すと、あら不思議、勝手にスマホにアプリがダウンロードされます。

突然電源が切れたり再起動する・・・2つの理由があります。
ひとつは端末自体の問題、もうひとつはユーザー側の問題。
正直、評判の良くない端末はありますのでネットなどで調べてみましょう。
価格ドットコムや2chなどいくらでも調べることが出来るので手間を惜しまないように。
ただ最近の端末はとても良くなりましたので、よほど評価が悪い機種でない限りどれを購入しても大丈夫だと思います。
ユーザー側の問題は基本的にはアプリのダウンロードしすぎですね。
正確に言うとアプリのダウンロード自体がダメなのではなく、常に動作するアプリを入れすぎたりするのが良くないのです。
これら運用に関しては後日詳しく紹介していきます。

最後に言えることは「スマホは決して高機能携帯電話ではなく、パソコンに電話機能が付いたもの」と考えて下さい。

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お久しぶりのスマホ情報

■「IT&モバイル講座初級編」第三回から、一年が経過してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情があり本編の担当者三名に変わり、新たに担当させていただくエヌ氏と申します。
今後は私がまったりとしたペースで継続させて頂きますのでお付き合い下さい。

■さてスマートフォン(スマホ)は今や完全に一般的なものとなりました。ただしその進化はとても早く一年前とはだいぶ事情が異なってきましたので、ここでちょっとおさらいしておこうと思います。
今更ながらですがスマートフォンのスマートを「やせている」とか「かっこいい」と勘違いしていませんか?
正しくは「頭がよい」とか「賢い」という意味です。実際スマートフォンは『電話機能付き携帯(モバイル)パソコン』といっても差し支えないでしょう。
とはいえ確かにスマートフォンはとてもスリムでデザインも良く、それを指先で操作している姿は「できる女」ってイメージするので「かっこいい電話」でも合っているかもしれませんね。
まず形から入って、そのあと機能を使いこなしていくようにする、で良いと思います。

■さてスマートフォンを使ってみたいという貴方にスマートフォンの基本中の基本を説明しておきたいと思います。
まずスマートフォンを選ぶには大きく二つのことを考えなければなりません。
一つはキャリアをどこにするか。
もう一つはOS(オーエス)をどれにするか。
この二つを決めてから細かい機種選びになります。(実際には先に機種を選んでしまう方が多いのですが基本だけは覚えておきましょう。)

■まずキャリアって何じゃ?
キャリアとは通信サービス提供会社のことですが、ようするにdocomo(ドコモ)、au(エーユー)、softbank(ソフトバンク)のことです。
他にもe mobile(イー・モバイル)やWiMAX(ワイマックス)など色々ありますがとりあえず上の三社だけ覚えておきましょう。
キャリアは日本全国に電波塔を立てて、携帯電話・スマートフォンの通話やメール・ネットワークの通信を行えるようにしている会社です。そのサービスを提供することにより通話料や通信料を徴収するわけです。
単純にいえばこの電波塔の数が多いほど通話圏外は少なくなりますし、性能が高いほど通信スピードが速くなります。
キャリアを選ぶコツは・・・自分の移動範囲が通話圏内にあるか、通信速度をどれくらい必要とするか、通信料金での比較など色々あるのですが実際には今まで使った携帯電話と同じ会社という方がほとんどではないでしょうか。
これはキャリアを変更すると電話番号は変更しないでも済むが、メールアドレスが変わってしまう・家族割りなどの割引サービスが使えなくなってしまうというのが理由だと思います。
各キャリアのメリット・デメリットは今後お話したいと思います。

■次にOS(オーエス)ですが・・・  この説明をきっちりすると難しくなってしまうので簡単に説明しますとOSが違うと使えるアプリケーション(ソフトウェア)が違うということです。これによりスマートフォンで出来ること・出来ないこと、画面の見た目などが異なってきます。
そしてOSは機械を指す名前では無く、機械の中に入っている基本プログラムだということだけ覚えておいて下さい。
OSによりスマートフォンでは大きく四つに分類されます。 一つ目がiPhone(アイ・フォン)、二つ目がAndroid(アンドロイド)、三つ目がWindows phone(ウィンドウズ・フォン)、最後がBlack berry(ブラック・ベリー)です。(※他にもあるのですが主なところということで四つだけ紹介します。また実際にOSという分類では表記方法が違うのですがあくまでわかりやすくということで。)
この中でも現時点での二大勢力はiPhone(アイ・フォン)とAndroid(アンドロイド)でしょう。
iPhoneは商品名ですが、OSは正確にはiOS(アイ・オーエス)といいます。OSを開発している会社はApple(アップル)ですがスマートフォン自体を生産しているメーカーもAppleのみの一社だけです。ちなみにAppleはMacintosh(マッキントッシュ)というパソコンで有名ですし、昨年末に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏が経営者ということでも知られています。

一方のAndroidのOSを開発している会社はGoogle(グーグル)という会社です。インターネットで検索する時に最も使われているのがgoogle検索ですし、google earthなどでも有名です。Android OSが入っているスマートフォンを生産しているメーカーは数多くあります。シャープ、NECカシオ、富士通東芝、ソニーエリクソン、京セラ、サムスン、LG、HTC、・・・まだまだたくさんあります。推測ですが100社くらいはあるのではないでしょうか。

実はiPhoneを生産しているメーカーは一社だけ、Android端末を生産しているメーカーはたくさんあるという違いが各々のメリット・デメリットを生み出しているのですが、この件も後日お話したいと思います。

■これでキャリアとOSの話はおわります。
現時点ではiPhoneはsoftbank(ソフトバンク)かau(エーユー)の2社から提供されています。(噂ですがdocomo(ドコモ)も取り扱うかもしれない・・・らしい・・・)
一方のAndroidは三社全てが取り扱いをしています。
したがってスマホを選ぶには
(1) iPhoneが欲しいのであれば、あとはsoftbank(ソフトバンク)かau(エーユー)のどちらにするかの選択だけ。
(2) Androidの場合は選択が難しいです。それぞれの方が必要としている機能が異なるからです。画面の大きさ?ワンセグ?おさいふ?速度?防水?・・・でも一番大切なのはデザインと操作性だと思います。ぜひショップに行って現物を触ってみて下さい。
最後にあくまでも私見ですがdocomo(ドコモ)じゃなくても良くてスマホ入門者ならiPhoneをお勧めします。逆にdocomoじゃなきゃ駄目という方や自分で色々と弄(いじ)りたいかたはAndroidです。

■次回はスマホのお話の続きとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のお話をしたいと思います。

by エヌ氏

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新年が開けてからどれだけの時間がたったのでしょうか。お待たせして申し訳ありません

第三回担当、吉田智樹です。

「IT&モバイル講座初級編」第三回どのスマートフォンが使いやすい?

前のを見ていないという方は第一回第二回を読んで見てください。

読んで見たけど何を買えばいいのかわからない。とりあえず買うのにどれが良いの?と言う方も多いと思うのでお勧めのスマートフォンを調査ついでにショップから聞いてきました。
その中から私の独断でこれは凄いと思った物や、これは使いやすいかな?と思った物を紹介していきます。


まずは、スマートフォンブームの火付け役iPhoneシリーズの販売を一手に引き受けるソフトバンクから。


◆ソフトバンク


お父さん犬のCMで話題をさらったソフトバンク。
回線速度は他社と比べて高速で、インターネットを見たりする場合には他社よりも快適に見る事が出来ます。
「光の道」構想で刺激的なキャンペーンを展開しているので目にした方は多いかもしれません。
ケータイの観点から見れば回線が安定しないためメイン機種にするのは少し不安が残ります。
ガラケーでは標準搭載の回線が繋がった時にメールを自動送信する機能ですが、現在のラインアップのスマートフォンには搭載されていないので、メールがメインになる人にはあまりお勧めしません。


・apple iPhone 公式サイト


ソフトバンクでスマートフォンを買おうと思った場合、最初に選択肢に入ります。App Storeで提供される250,000以上の種類があるアプリはやりたい事をかなえる物がだいたい見つけられるでしょう。音楽や映画もiTunesStoreから簡単に入手する事が出来ます。
タッチパネルの操作感は他のスマートフォンと比べても軽快に動くのでガラケーから移っても動作速度に不満を持つ事は少ないでしょう。
実用面から見た場合、メールの送受信は自動では行われないのでメールをよく使う、すぐに受信したいと言った方にはあまりお勧めできません。どちらかと言えばiPodなどの音楽プレーヤーを使う事が多く、メールとかはあまり重要視しない方におすすめです。
時々道に迷う方には電子コンパスとGPSで現在位置と目的地までのナビゲートしてくれます。ふらっと脇道に入って戻れなくなる私にはある意味必須でしょう。
iPhone4を購入する際には脇の部分を素手で触ると電波状況が悪化するためカバーが必須です。


・DELL Streak SoftBank 001DL 公式サイト


スマートフォンの最大のメリットであるインターネット閲覧に最適な画面サイズと携帯性を持たせた5インチの液晶を搭載する新モデルです。
ナビゲーションアプリなどが標準搭載されているので画面が見やすくナビ用としてはiPhoneよりもお勧めです。画面に使われているガラスは強化ガラスなので他のスマートフォンと比べて傷が付きにくいようです。
画面が大きい分ポケットには入れづらいと思いますが、画面は見やすくなるので、携帯性よりも使いやすさ重視の方向けでしょうか。
電話をかける際にはスピーカーの音が大きい割にマイクが音を拾わないのでヘッドセットを使った方がよいでしょう。


次は携帯電話では未だに最大手docomoのスマートフォンです。


・REGZA Phone T-01C公式サイト



本来、ガラケーでしか使えなかったおサイフケータイやワンセグ、赤外線通信などに対応したスマートフォンです。
1220万画素の高画質カメラ、ハイビジョンでの動画撮影などガラケーの機能を受け継いだスマートフォンの中での高機能モデルです。
docomoではSPモードの契約をすると自動送受信に対応できるので、使い勝手としてはもっともガラケーに近いと言えます。
なぜか手ブレ補正機能があるような説明を受けましたが、手ブレ補正がうまくいかないのかうまくとれませんでした。
人気があるようで、色によっては1ヶ月待ちになる場合もあるようです。


・Optimus chat L-04C公式サイト


T-01Cに比べおサイフケータイなどに対応はしていない物の、SPモード対応、フルキーボードを搭載などパソコンを使い慣れた人には使い勝手がよいモデルになります。
入門用として位置づけされている事もあり、他のモデルと比べても特に高機能というわけではないのですが、なぜか辞書機能が強化されており電子辞書代わりに使うと意外に便利です。
モデルとしては白以外がないので寂しげな雰囲気がします。ケースが出れば様々なデザインが楽しめると思います。


最後にスマートフォンの投入がもっとも遅れたauです。


・IS05 公式サイト
・IS03 公式サイト



機能的には全く同じ物ですが、IS05の方が小さめなので邪魔にならないでしょう。おサイフケータイ、ワンセグ対応、赤外線通信対応とガラケーの乗り換えを前提としたモデルです。
自動送受信に対応しないので、iPhoneと同じくメール中心の方には不便に感じると思います。
au最大の特徴としては禁断のアプリとして紹介されていたskype対応という部分が強調されています。パソコンで使う限り通話料無料、基本料金無料なのですが、2011年11月30日まで無料といった表現から後々は有料化すると思われます。
電話機能に関してはskypeで行うようになっているのでただの通話機能とだけ捉えておいた方が良さそうです。



大手3社のなかから適当に触ってきてこれがお勧めできるかな?と言ったモデルを簡単に説明してみました。
とはいえケータイ電話は買い換えを頻繁に行う物ではなくなってきているので、長くつきあえるモデルを実際に触ってみて気に入った物を購入する方がよいでしょう。
特にスマートフォンはタッチパネルで操作する分、個人差で反応しやすい物と反応しない物があります。
私の場合、IS05は全く反応してくれませんでした。IS03は動いたのですが何が悪かったのか・・・


最後にケータイ充電用のおもしろアイテムを紹介します。VISIONS COAXが販売する「CHARGING STATION」は、芝生の上でモバイル機器を充電することが出来る癒し系グッズです。人工芝は脱着式なので、その下に電源タップを入れておきます。充電コネクターを芝生の上に出しておくことで、いつでも充電できます。部屋のインテリアにもぴったりなおもしろアイテムでした。


次回は未だ決まっていませんが 話題の商品を紹介していきたいと思います。
それではまた
2011/01/16


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スマートフォンのメリット・デメリット?

第二回担当も吉田智樹です。

「IT&モバイル講座初級編」第二回もスマートフォンについて。

前回を見ていない方はこちらからどうぞ。

今回は、スマートフォンのメリット・デメリットについてです。

ここのところ考えていたのですが、基本的にスマートフォンはデメリットのほうが多いように感じます。

私が一人でどれだけ考えてもデメリットばかり目に付くので、docomoの店員さんに聞いてみました。「ガラケーの方が良いですよ!」と力強く発言されてしまいました。

色々と問題がある発言のように感じますが実際のところ、販売店でもスマートフォンが優れている点の説明がうまくいかないようでした。

仕方がないので、たくさん出ているスマートフォンから私が思いつくメリットデメリットをあげていきます。

でもその前に、スマートフォンの違いについて。

◆Apple iPhone 公式サイト

言わずとしれたスマートフォンブームの火付け役です。iPod touchに電話機能が付いた物なので、使った事がある人には違和感なく操作できると思います。

音楽を聴いたり等機能的には魅力も多いですが、電池交換ができない、外装が割れると修理に6万以上かかる等、長期間使う事を想定していない部分も多くあります。

Apple以外では製造販売していないのでデザインに対する選択肢はありません。他人と同じ物がいやだという天の邪鬼な方にはお勧めできません。

◆Google Android 公式サイト

様々なメーカーから販売されているスマートフォンの主流と言えます。ワンセグやおサイフケータイに対応した物などガラケーを使っていた人にもなじみやすいモデルが増えてきています。

動作が軽快な物や画面がきれいな物など様々な特性を持つモデルが乱立しているので購入するときは用途を含めて考える必要があります。

auのIS03docomoのSH-03Cなどシャープ製のスマートフォンではガラパゴス機能で電子書籍が購入閲覧ができるようになっています。

電子書籍が流行と言いますが、手元に紙の本を置いておきたいという私は異端なのでしょうか?よくわかりません。

◆Microsoft Windows Mobile 公式サイト

長年使われてきたスマートフォンのモデルです。単体での機能はあまりありませんが、パソコンとの連携で生きてくるスケジュール機能などビジネス用途に最適です。

メールメインの人には使いやすい機能が多い反面、電話を使う人には電話の呼び出しの面倒な部分が好まれません。

毎月様々なデザインのテーマが提供されているので、自分の好みのデザインにしやすいスマートフォンが多いようです・

WindowsPhoneが来年春頃に国内で発売される予定ですが、こちらは使い勝手が良いようです。

スマートフォンの大きな違いは上記の3つのOSが搭載されている部分にあります。OS毎の違いは使えるソフトが違う部分でもあり、操作が変わってくるので、実際に触って選んでみると良いでしょう。

スマートフォンのおおまかな違いを説明したところで私が思いつく限りのメリットを紹介していきます。

1.デザインがきれい

メーカーによって多少差はありますが総じて大型のタッチパネルを搭載して、操作用のキーを無くす事でシンプルなデザインになっています。好みにもよりますが、今までのケータイのイメージを覆したデザイン、画面全体が操作可能と言った部分はスマートフォンならではの機能といえます。

2.音楽プレーヤーの機能が付いている

一部機種では使えない物もありますが、スマートフォンで音楽を聴く事ができます。今までのケータイでも聞けたとは思いますが、汎用のイヤホンやヘッドホンを使えるので、自分の好みにあったスピーカーを選べるのは便利かと思います。

3.未来が広がっている

前回、少しだけ触れましたが、スマートフォン最大の魅力はカスタマイズ可能という部分にあります。iPhoneであれば「App Store」、マイクロソフトのWindowsMobileは「Windows
Marketplace」、Android「Android Market」といった具合に、各スマートフォンにはそれぞれアプリを配布するサービスが存在します。これらの配信サイトからゲームだけでなく、音楽やビデオと言った機能を気軽に追加でき、カスタマイズできるのがスマートフォンの魅力なのです。

とメリットをあげてみましたが、よくわからないけど使ってみたいという方はiPod touchを触ってみればイメージがつかみやすいかと思います。

電話機能のないiPhoneがiPod touchのような物なので、量販店などでちょっと触ってみるか、apple販売員の方に聞いてみると一番イメージがつかみやすいと思います。

次にデメリットの紹介です。一部機種では解消された物もありますが、ほとんどのスマートフォンでは未だにデメリットとなる部分も含めています。

1.FeliCaなどの電子マネーに対応していない

ケータイには付いているのが当たり前になりつつある電子マネーですが、対応している機種は非常に限られています。そもそも海外では電子マネーが普及していません。現状では実験段階の状態なので、海外メーカーが対応するまでには後数年はかかるでしょう。

今年の冬モデルから機能が追加されたモデルが国内メーカーから次々と投入されました。電子マネーなどが使いたい方でもスマートフォンを使いたいという方にお勧めです。

2.ワンセグがない

最近はケータイでテレビを見ている人が多いように感じますが、標準状態でテレビが見られるスマートフォンは少ないのが現状です。別途1万円程度のチューナーを買えば見る事は出来ますが、追加購入に抵抗感のある方も多いようです。

標準で付いてくるスマートフォンはまだまだ少ないので、TV見る方はスマートフォンを選ぶのは避けた方がよいと思います。

3.カメラ機能が使えない

カメラ機能が付いていないとは言いませんが、画質の低さは10年前のケータイと良い勝負をする位です。最近では標準になってきている手ブレ補正もありません。

docomoのP-03CL-03C等のデジカメにケータイ機能が付いたような高性能は求めませんが、もう少し高画質のカメラを乗せて欲しいところです。今後のモデルに期待するしかありません。

特にP-03Cは安いデジカメよりも高性能、高機能なんですよね……

4.バッテリーの容量が少ない

スマートフォンは使用できる時間が非常に短いです。カタログに書かれている時間だと、大差有りませんが、実際に使用してみるとカタログの半分程度しかバッテリーは持ちません。すぐに電池が切れてしまうので、よく使う人であれば外付けバッテリーが手放せなくなります。

丸一日使うのであればよほど大型のバッテリーなどを選ばないといけなくなるので、荷物が重くなりあまりスマートとはいえなくなります。

最終手段は会社で充電すると言う手もありますが会社によっては許可が出ないと思います。

5.機能によって問い合わせ先が異なる

今までよくわからない機能があれば、取扱説明書を読むかショップに聞けば答えてくれましたが、スマートフォンの場合、ハードウェア的な問題はメーカー、通信機能については通信事業者、導入したソフトウェアは開発元がサポートと、どこに聞けば答えてくれるかがわからない事が多く不便に感じるでしょう。パソコンショップに聞けばパソコンのだいたいの事はわかるのですが、残念な事にスマートフォンの総合診断が出来るお店はほとんど無いのが現状です。

と色々デメリットをあげてみましたが、最大のデメリットはスマートフォンでしかできない事と言うのが現状ほとんど存在しないという事でしょうか。

特に、ガラケーの高機能に慣れた人にとってはあまり使いやすいという意見を聞きません。

デメリットを受け入れてまで使いたいソフトがあるかどうかが購入するに至るまでの最大の壁だと私は思います。

私個人は、WindowsMobileのスマートフォンを使用しています。ガラケーから乗り換えるのに足る理由は海外のCMで好きな自転車選手が紹介していたからと、もっとも無意味な理由で乗り換えました。

スマートフォンを2台目のケータイとして使うという人が多いのも納得の使いづらさを体感しました。

と言う事で今回はスマートフォンのメリットとデメリットデメリットについて説明しました。

次回はこの逆風吹き荒れるデメリットの中、どのスマートフォンが使いやすい?と言う事にお答えします。

2010/12/16


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ガラパゴスケータイvsスマートフォン

第一回担当の吉田智樹です。

さて、始まってしまいました、「IT&モバイル講座初級編」
第一回はスマートフォンについて

どう考えても1回では終えられない内容なので三回に分けて解説していきます。

第一回はガラパゴスケータイとスマートフォンって何?

第二回にスマートフォンのメリットとデメリット

第三回がどのスマートフォンが使いやすい?

こんな感じで説明していきます。

お題を見ていて気がついた事ですが、スマートフォンについてと言いながら実際のところガラパゴスが何かという部分について聞かれているような気がします。

ではまず最初に、ガラパゴスについて。 

地図で見る 

ガラパゴス諸島は、ギアナ高地と同じように、外界から隔絶された環境で、周囲の外界とは異なった独自の生態系でなりたっている土地です。

ガラパゴス諸島についてもっと知りたい方は「日本ガラパゴスの会」さんでチェックしてみてください。

以上。ガラパゴスについての説明でした。 

続いて、ガラパゴスケータイについて 
上記のガラパゴスのように日本の携帯電話は「周囲と隔絶した環境で独自の進化」したと海外で言われ初めて、最近「ガラパゴスケータイ=ガラケー」と呼ばれるようになりました。一般的に日本国内で販売されているケータイはほとんどがガラパゴスケータイと思ってかまいません。 
◆ガラケーは凄い! 
独自の進化をした日本のメーカーは海外では勝負できないと批判の対象になっていく部分が多いガラケーですが、私自身は決して悪い事ではないと思っています。 
手元にあるケータイを見ていただければわかるとは思いますが、

・カメラ機能

・赤外線通信

・ワンセグ受信(テレビ機能)

・ゲーム端末(アプリ)

・エンターテイメント端末(音楽プレーヤー)

・チケット端末(SUICA等)

・クレジットカード端末(iD等、おサイフケータイ)

・緊急情報端末(地震速報)

・インターネット端末(メールとか色々)

これだけの機能が手の中に収まるようにできています。 
日本のケータイは海外での販売方法と違い通信事業者(docomoやソフトバンク、au等キャリア)を最上位とした販売形態をとっています。携帯電話にカメラを取り付けるだけであればメーカーで勝手に研究開発が行えますが、クレジットカードなどの料金回収代行を行うためのシステムとなるとキャリアと端末の両方が同じ技術で対応しないとサービスの提供を受ける事ができません。裏を返せば新しいサービスなどを開始するためには端末とネットワークの同時進化が必要となります。

日本ではすぐに提供されるサービスも海外では世代交代を待つ事が多くなります。

docomoで言えばmovaからFOMAへ変更でのタイミングでしか新サービスの提供はできないと言う事になります。

その為、海外メーカーにとっては日本への参入を避ける傾向にあるのは新サービスの導入速度が速すぎるため、実質日本専用モデルを準備する必要があるためです。

iPhoneが話題になったのはソフトウェアによる機能の追加が気軽にできると言う部分が海外のユーザーに人気が出た理由になります。

日本国内は・・・流行り物だからでしょうか? 
◆ガラケーは全部入り! 
さて、ガラパゴスケータイの良いところをあげてきましたが、当然のことながら微妙な部分もあります。

何でも一つの端末に搭載するという技術志向の結果、開発費が尋常じゃない規模になり、ユーザーが使いこなせない機能、メーカーとして伝えきれない機能があふれだし、結果として海外からなんじゃありゃ?と言われてしまったというのが現在のガラパゴスケータイです。

また、システムの限界まで使い切る職人技により、後々の機能拡張はほぼ不可能となっています。

最近「情報ダイエット」と言う言葉がちらほら聞かれるようになってきて、ケータイこそ情報ダイエットが必要なのではないかと感じます。 
◆ガラケーとは? 
ここまでざっくりとまとめると、ガラケーは

色々できるが機能が詰め込みすぎて身動きがとれなくなりつつある凄いケータイ

と覚えておけば大丈夫です。

堅苦しく説明すれば

単純な音声通信端末からコミュニケーション端末/インターネット端末というステップを経て人の自由な生活をサポートする「超高性能な情報通信を実現する携帯機器」の到達点、一般的にはガラパゴスケータイと呼ばれる。

と言う事だそうです。何言ってるかわかりません。 
◆ちょっと脇道で海外のケータイ事情と日本のケータイの売れない理由 
海外で勝負できないとされる日本のケータイですが、そもそも海外ではどのようなケータイが主流なのかわからない方が多いと思うのでちょっと脇道にそれますが海外でのケータイ事情を簡単に説明しておきます。 
海外ではごく一部を除きサービス提供と端末販売は別々に行われています。最近総務省が騒いでいる「SIMフリー」と言う物が海外では主流になります。 


これがアメリカでのケータイ販売の自動販売機です。本体は自動販売機やスーパーなどで販売されているので気に入った端末を買います。 


これがSIMカードですが、このカードを自分の手持ちのケータイに差し込んで使います。販売はキャリアの販売店から購入します。

通常はSIMカード(1000円~2000円程度)を購入して契約期間あるいは契約容量を決めて支払います。

期間では最短1日から最大2年間まで選べます。docomo等の海外ローミングと言うのはdocomoが代理で海外のキャリアと契約している状態の事です。 
海外で使われるケータイを日本のモデルに当てはめるとdocomoのらくらくホン ベーシックⅡこれからiチャネルとデコメール、地図ナビを外せば世界標準のケータイができます。

現在、海外でもっとも高性能なケータイが、NokiaのN97(日本では未発売)です。これの性能を見ると

・500万画素のカメラ搭載

・テトリスやレースゲームなどを標準搭載

・最大4GBの音楽プレーヤーとして使用可能

・フルブラウザ対応(インターネットを見る事ができます)

・GPS機能で現在位置の確認が可能

・DVD品質での録画に対応

・ラジオ受信に対応

となりますが、適当に日本のケータイを見てもこれより機能の少ないケータイを探すのが大変だと思います。

ではなぜ日本のケータイが海外では売れないのかと言えば、単純に価格が高いと言う点になります。

アメリカでケータイを買おうとすれば標準的な物で4~8千円程度、N97で2~3万円程度で買う事ができますが、日本のモデルを売ろうとすると、8~15万程度のモデルが多くなります。性能重視の人ですら購入するのに躊躇する価格差になっています。 
◆スマートフォンて? 


さて、ここまで来てようやくスマートフォンについてです。 
ちょっと前では、「iPhone 3G」が発売になった2008/07/11の表参道店での行列は、覚えているかと思います。

・ソフトバンク表参道に早くもiPhone行列、一番乗りはアノ社長

・ついにiPhoneが発売開始、表参道には1000人以上が行列 
あとは、docomo等で増えてきているAndroid搭載の「Xperia SO-01B」「GALAXY S SC-02B」が記憶に新しいかと思います。 


これらがスマートフォンですと言ってしまえばそこまでで終わってしまう。何を持ってスマートフォンというのかと言う部分を考えると、元々はBlackBerryの発売当初に外出先でパソコンを広げなくてもスマートに作業ができる高機能ケータイとして作った言葉になります。

パソコンと同期する事でスケジュール管理やファイルのやりとりが可能になったため、初期の頃はビジネス用途での採用が多かったようです。 
現状ではある程度気軽に機能の追加ができる物がスマートフォンとして扱われています。初期機能がほぼ電話とメールのみに必要なソフトウェアをユーザーで選んで追加する使用方法が主流となります。

ガラケーに慣れた人にとっては機能追加がわからないと何もできないケータイになってしまうので注意が必要です。

最近発売されたXperiaなどは最初からソフトは行ってきて色々できるようになっていますし、次世代のケータイもある程度のソフトは導入済みのようですが、そういった意味ではガラケーと替わらない、物によってはより低機能なケータイとなってしまう場合がありますので注意が必要です。

カスタマイズについては次回のメリット、デメリットで紹介予定です。 
◆スマートフォンの主流 
日本国内に限って言えばソフトバンクから提供されているiPhoneが間違いなく今の主流です。 
海外では制限がかかるほどネットワークの占有率が高いそうです。 
どういう事かというと、スマートフォンやネットが見る事ができるケータイを持っていてもあまりケータイでネットを見る事がありませんでした。iPhoneを使っていると音楽、アプリの購入等、ネットを見ない人でもネットを使う環境が整えられてしまった事があげられます。

日本ではソフトバンクが提供していますが帯域制限は海外と比べて非常に緩い制限となっています。 
◆ガラケーvsスマートフォン 
私は次のようにガラケーとスマートフォンを捉えています。 
・ガラパゴスケータイ=クローズドな安全携帯 
昨今のコミュニティサイトでの問題を始まりとしたフィルタリング規制や、中高生の利用に関する行政からの規制など、ガラパゴスケータイへの規制は年々強くなってきています。規制と聞けば聞こえが悪いですが、ガラケーではスマートフォンと比べて「安全に」「安心して」インターネットをできる環境が用意されてきていますまた、機能拡張が行われないという部分も見方を変えれば不正なソフトの介入する余地がないために壊れて使えなくなったと言うことが限りなく少ない点でも安定していると言えます。

規制に囲まれた「安全」が真っ当な物かどうかは全く別の話なので置いときますが、基本的にはガラケーはある程度閉鎖的(クローズド)な環境の代わりに安全で安心できる環境のケータイという位置づけになるでしょう。

 
・スマートフォン=オープンな自由携帯 
iPhoneやAndroidに代表されるスマートフォンはPCと同一環境=オープンなインターネット環境の利用が基本環境となっています。そのため自由度の高い規制のないインターネットの利用を前提としたスマートフォンは利用する際にインターネットに関して一定の理解が必要となります。

また、機能拡張ができるという点では優れていますが、拡張された機能が正常に動作するかと言う保証は一切ありません。

ソフトを入れたら電話機能が使えなくなったとかよくある話です。
 
壊れてしまった場合に自力で解決する必要がある為、自由に機能を増やせる代わりに自己責任で行う必要があるケータイとなります。 
これらを踏まえてガラケーとスマートフォンの棲み分けをすると自由を求めるヒトがスマートフォンを手に取り、変化をあまり求めない方或いは安全に使うヒトがガラパゴスケータイを手にする、という棲み分けが将来的に生じると思います。 
と言う事で、今回はガラパゴスケータイとスマートフォンについて説明しました。 
次回はスマートフォンのメリットとデメリットについて説明します。 
2010/12/01

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