【真面目】地方(岩手)の人口を増やすにはどうするべきか、に関する一つの試み<岩手わかすフェス>に寄せて

昨日会社で健康診断行ったら、メタボまであと1センチという衝撃の結果を突き付けられました。
風が体よりも心に染みる季節になりましたね。花巻の茂庭です。

 

そもそも私はあまり自分の考えを投稿しないほう
(皆様興味ないでしょうし、大して結果もだせていなくて恥ずかしいので)なのですが、
一つの社会実験的な話の<岩手わかすフェス>さんが動いているので、今回はそれに寄せて。

 
今回は凄い真面目な記事で笑、
同年代の友人達が、ある取り組みをしているので、
私が地元で起業して事業を行っている中で感じていること・課題認識等々も絡めて、
そのことをお伝えしようと思います。長いのでトイレで3回くらいに分けて読んでください笑。
お題は
【地方(岩手)の人口を増やすにはどうするべきか、に関する一つの試み<岩手わかすフェス>に寄せて】

 

——–
人口が今後どんどん減少していく中で、
地方から人がいなくなって消滅していく地域があるのは自明なわけですが
(東京だって減るわけなので)、
その中でどうやって地方、せめて私が住んでいる花巻は(笑)
残っていくかってことについて、私もよく考えます。
(私としては、花巻が消滅して欲しくない!と言う思いよりは、自分が住むと決めた地域で、
ずっと楽しく事業やったり、サービス作ったりしていきたいというのが強いです)

 

話が一旦それるのですけど、私が花巻で起業して、
花巻で事業を行っている理由は大きく二つありまして、
その一つが「花巻に若い人が面白いと思える仕事・雇用を作る」です。

 

うちの会社の理念って、ざっくり言うと
「岩手の産業の困っている点を、(補助金とかボランティアではなく、ビジネスやサービス)で
解決するってことで食べれる仕事を作って、雇用を生む」というものでして、
上記はその後半の部分に当たるものです。

 

なので、私一人食べられればいいって仕事ではなくて、
多くの若い人が就きたいと思ってくれるような事業を作りたいとなんとか取り組んでいます。
言ってしまえば、東京で事業やっていたほうがが遥かに稼ぎやすいですし、
人材も集めやすく、大きな案件に携われる可能性がそもそも違います。
ビジネスの環境に限れば、東京はとても恵まれているし、楽しいんですよね。
東京で会社やっている知り合い達からは東京でやったほうが絶対いいよ、と言われますし。

 

じゃ、なんで花巻でやるか、といったら、
上述の通り、花巻に仕事を作って・雇用を生むため、です。
同じ1人の雇用でも、東京と花巻では価値が違うと思っていますし、
地方におけるいろんな課題の根本は雇用に通底しているのだと思っています。
地方においては、「雇用が正義」くらい。

 

どんなに地方が住みやすくて、どんなに自然がきれいで、
どんなに食べ物が安くて美味しくても、結局仕事がないところには人は住まないと思っているので。
(自分で仕事作れるようなある意味特殊な力を持った人は別として)

 

雇用しないほうが楽だよ、とは言われますし、
しんどさは今年吐きそうなほど味わってきましたが、
自分の生活の色々なことを犠牲
(って別に周りに迷惑をかけているだけど自分のことは犠牲とは思ってないですが)にしてまで
「花巻」で「雇用」にこだわっているのはそういう理由です。
増減があったり、全く思うような規模にできていないのが恥ずかしいですけど。

 

もし意欲的な若い人が興味を持ってくれる仕事を花巻に沢山作れたら、
花巻にはそういう意欲的な若い人達が集まってくれるわけで、
そういう人って公私問わず何かしらやるから何かしら地域は活性化すると思っていますし、
何より花巻にいても(ビジネスとして、東京でできるような)
楽しいことができるようになれるかもしれない、と思っているからです。
そうしたら、もしかしたら花巻市が人口減で消滅する確率は減ることに繋がるかもですし。

 

雇用増やそうって事は、地方ではイニシエより言いつくされててきているし、
例えばUターンして就農しました、とか、メディア立ち上げました、
みたいなキャッチーさは薄くて地味なんですけど、
でもその地域が活性化する為の一番本質的な部分なんだと思っています。

 

で、その為には、面白い仕事・雇用を作るのを頑張りますってうちも地元企業も取り組むとして、
それと同時に、そういうことに興味を持ってくれる人達を内外に増やす必要があって、
それを両輪で回していく必要があると思っています。

 

で、やっと岩手わかすフェスの話に戻るんですけど、
今回の岩手わかすフェスさんって、どうやって現地と現地外に住んでいる人の関係性を構築するか、という試みで
うちが全く手が回っていないもう片方の車輪の活動にあたるものをやるんですよね。

 

私達はまだ仕事を作るところで精いっぱいでもう片方の車輪は全くできていない部分なんですけど、
この試みはチャレンジとしてとても面白いと思うし、同時に意義のあることだと思っています。

「東京タワー横の増上寺」で「500人岩手に興味ある人集めて」「謎の催し物」って完全にアホですからね。(いい意味で)

 

ページ自体はクラウドファウンディング
(皆さん有志から少しずつお金を集めて企画を実現しよう!という
 元気玉的な発想の最近流行の仕組み)のページなんですけど、
単純に試みとして是非岩手関連の人に知ってほしいですし、
同時に「岩手」というキーワードは他のどの地方にも置き換えられるわけなので、
地方創生がテーマとなっている現在における、
壮大な「社会実験」的な意義も非常にあると思っているので、
このいい意味でアホな実験に本気でもノリでも参加してみていただきたいなと思っています。
(このフェス自体が成功するにしてもあまりうまくいかなかったとしても、
一つの大きな実験結果が得られるわけなので)

 

初回開催なので色々と詰めていく必要がある部分はあるのだと思いますが、
このような場所で新しいコミュニティなりネットワークなりができて、
且つ毎年開催されるようになったら、何かしら大きな流れができるのではになるのではと勝手に思っています。
(なので、うちも一部関わらせていただきました)
※企画・運営者の皆さんは本業を持ちながらやっているのでお疲れ様です!

 

岩手わかすフェスさんの開催日時は来年2/20(土)午後、
東京タワー横の増上寺で500人(岩手関係者に限らずだれでも参加可)。
活動内容の詳細と取り組みのページ(クラウドファウンディング)はこちらです。

 http://ishiwari.iwate.jp/pj/IswX9694426

因みに増上寺はこちら!

 http://www.zojoji.or.jp/map/

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長すぎたー。。

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