日別アーカイブ: 2015年10月13日

「うぜー」「うっせー」乱暴な言葉使いをする小学1年生の長女

今回の相談者は3児の母 Sさんです。

Q.  2歳半・5歳・7歳の母です。 今年から小学校へ入学した長女の反抗期がひどくてほとほと困っています。同じクラスに口の乱暴な男の子がいるようで、だんだんとひどくなり、今では「くそばばあ」とか「うっせー」とか「うぜー」とか暴言を吐きます。母に相談してみましたが、「そういう言葉を使ってみたい時期なんでしょ」ととりあってくれません。私が共働きで子供とゆっくり話す時間がないから、お母さんをひとりじめしたくて反抗的になるのでは?という友人もいました。この先、どうすればいいのか不安です。

 

 

A.  回答者の先生は「りんごの森保育園園長」の太田マリ子先生です。

 

お子さんが悪い言葉を使うのは、「そういう言葉を使ったらかっこいい」と思うからで、ある意味では

幼児が「ウンチ、おしっこ」という言葉を使いたがるのと同じ現象です。
おそらく、お子さんはちょっとおませさんなのかな?
時期がくればこうした言葉使いは自然と直るケースもありますが、放置していた場合
「じゃあ、使ってもいいんだ」とますます言葉が悪くなったり、あるいはよその大人にも
そうした言葉を使うケースもでてくるので、
まずは一度、時間をとって話してみることが必要です。
 
その際ですが、できるだけ自然な形で。
もし旦那さんやお母さんに下の2人のお子さんを預けてこれるなら、長女ちゃんと「たまには2人でスーパーへ買い物へ行こう」と誘ってみてください。
そこで、「〇〇ちゃん、どうして乱暴な言葉を使うのかな?」
「うっざいっていわれたらどういう気持ちになる?」と聞いてみてください。
小学1年生では言葉を適切に説明することはできないでしょうから、おそらくはぐらかすか、無視するはずです。そうしたら、その言葉のもつ意味やそれらが相手を悲しくさせる言葉だということを説明してください。
聞いてるか聞いてないかわからないような態度をとるかもしれませんが、「お母さんは悲しいと思ってる」ということだけは理解するはずです。
また2人だけの外出ができない場合は、下2人が寝てるときでもいいし、その悪い言葉を使ったときでもいいので、同じように説明してあげてください。
「くそばばあ」と言われて悲しいときは思い切ってお子さんの前で泣いてもいいんですよ。
子供は口ではなんといってもお母さんのことが大好きです。
「お母さんを悲しませる」言葉は徐々に使わなくなるはずです。
共働きをしていて、本当に時間の余裕もないことでしょう。
子供のまえではお母さん!とあまり力をいれず、
悲しかったら泣いて、
「お母さんは〇〇が大好きで、一生懸命やってるんだけど、どうしてそういう言葉を使うの?
お母さん、本当に悲しいよ」と、ありのままに伝えてみましょう。
そのときはうまく表現できなくても、必ず子供は理解しています。
あまり、立派な子育てをしようと力まずに
悲しかったら、「泣いてもOK」
という気持ちでお子さんに接してみましょうね。

 

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