「ママたちの少子化対策カイギ」~2019年8/4開催

8/4 滝沢市で
ゆるいながらも
ママたちで少子化問題を話し合う」というカイギが行われたのでした。

「とにかく子どもも一緒で、わちゃわちゃした中でいいよねーー」
と会場は45畳の和室。

 

壮観!!

ここにまず、子どもコーナーが設置され
それを取り巻くように大人が座り

正面にパワーポイントを写すスクリーン
むかって左に私(司会)
右にパネラーのママたちです。

 

ん???見たことある方が
この方、IBC岩手放送の平ちゃんこと
江幡平三郎アナでございます。

 

▼平ちゃん、正しく正座する

IBC ニュースエコーの顔の平ちゃんに取材に来ていただき
「芸能人に会えたようなテンション上がった」まま
会はスタートしました。

 

最初にパネラーのママたちの家族構成、24時間、

さらにご主人と自分との

育児&家事比率をご紹介しつつの自己紹介。

そして、今回、滝沢市内の2つの保育園の保護者の方々に
ご協力いただいたアンケート結果をもとに進めていきました。

 

アンケートはいたってシンプルで
①年齢と性別
②理想とする子どもの数は何人ですか?
③今現在、お子さんは何人いらっしゃいますか?
④理想よりも実際のお子さんの数が少ない場合、その理由は何ですか?
(11項目から選択。複数回答可)というもの

 

忙しい中、アンケートに回答いただいた132名の保護者の方々、
ありがとうございました。
132名のうち、1名だけパパさんの回答がありました。

理想は何人? 
3人という回答が多く(67名)平均すると2.68人
現実は何人?
2人という回答が多く(56名)平均すると1.98人

ただ、意外だったのは
「欲しい数だけ産んでない人」の割合が
まったく根拠レスですけれども、私、70%はいるだろうと思っていたんですが
ところが

理想以上+理想通り で42.3%

理想通りの数まで産んでないのは57.7%

だったんです。

 

おおー、みんな結構、頑張ってるじゃん!!

 

ちなみに産まない理由全国は (2015年国勢調査)

  1. 経済的に大変
  2. 高齢出産が嫌
  3. こどもができない
  4. 家事、育児、仕事との両立が困難
産まない理由滝沢は (今回のアンケート調査)
  1. 経済的に大変
  2. 家事、育児、仕事との両立が困難
  3. 育児以外の自分の自由な時間が欲しい
  4. 健康上の理由&高齢出産

意外だったのは「仕事を優先したい」とか「職場の理解を得にくい」は下位で
今や、女性の育児休暇取得率 82.2%(男性は6.16%)を

裏付けるような結果なのかな?とも思ったり。

 

「経済的に大変」

「育児負担」

 

のところでは
会社独自の出産手当金に取り組むシリウスグループの紹介も
パネラーのママからありました。

「出産手当金、2人め50万、3人めで100万!!」には
「おおっ~!!」の驚き+感嘆の声がハモる。

 

実際にこの制度を活用のママさん(3人めで100万)
年2回のボーナスで各5万づつ10年間で支給されるそうです。

でも1回で100万もらうより、家計の助けになるよな~と。

こういう制度を自治体でやっているところもあるようです。

そして、国では
3~5才の保育料無償化を消費税アップと引き換えに

この10月よりスタートするわけですが
「ほんとにお金が必要になってくるのはやはり高校、大学の高等教育。
たしかに義務教育ではないけれど、補填してくれるならこっちを補填してほしい」
との声が上がりました。

 

その他、育児負担では
「6:45出勤、夜の21:00~22:00帰宅の旦那は
子どもたちの寝顔を見るだけ」
「長時間労働がなかったり、職場と家が近ければ
今の男たちはもっと育児をしたいと思っている」という意見が出たり

高齢出産では
実際に42才で結婚、44才で出産したママが
「30代なら、あともう1人産んでた」と発言。

今回、数字だけ紹介しましたが
生涯未婚率も1980年以降、年々上がっており
今や男性の4人に1人、
女性の7人に1人がそうです。

 

その理由を拾うと
ここでも、「経済的理由」が実はトップで

非正規雇用の増加に伴い、未婚率も増えてくるのです。

 

自治体主催の婚活パーティーが近年、盛んですが
根っこは出会いよりも「正規雇用」ではないか
と思ったりもします。

 

▲会場には、布ナプキンのコーナーも

 

45畳の和室で、雰囲気はゆるゆるですが
テーマは大きいので

対策よりも

少子化にまつわる実態を正しく知ることに時間がかかってしまいましたが

少子化対策も根っこは働きかた改革であり
長時間労働や、非正規雇用
が見えてくる。

逆に、正社員を増やし、生活の基盤を安定させて
19時には家族でごはんを食べれる環境を作れば
少子化問題は、少なくとも
今の出生率、1.42から上向くのではないかと思いました。

だって、欲しい子どもの数は3人に限りなく近いのです。

予定時間を15分過ぎ
終了後もそのへんで井戸端会議が続くという
熱いイベントになりました。

また第2弾をぜひ

今度は、行政の関係者の方もぜひ、参加してほしいです。
パネラーに、次は市長呼ぶか?

 

参加していただいた皆様
パネラーのママさん
取材にきてくれた平ちゃん
ありがとうございました。

▼45畳の和室の入口

 

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