今回の相談者は1児の母 Iさんです。
Q. 離乳食のことでご質問です。
もうすぐ7ヶ月になる娘と旦那と私と義母で暮らしております。
義母は 添加物の入っている食品などうるさい方で 薬局などに売ってるベビーフードを食べさせようとしません。
ですがこの前 私が仕事で外出してる時に
大人が食べるヨーグルトを食べさせて蕁麻疹が出ました。
私はそれっきり義理の母が作るものを娘にあげたくなくなりました。
大人が食べる お味噌汁や鍋物(鮭やきのこなど色々入ってるいる汁物)など薄めてあげようとします。
これは あげてもいいのでしょうか。塩 醤油 など普通に入っています
A. 回答者の先生は「こどものこと研究所。座・いどばた」の佐藤澄子先生です。
もうすぐ7か月になる赤ちゃん、表情がたくさん出てきて、お座りやハイハイへとどんどん行動範囲が広がり、たくさんのことを覚えていく時期ですね。
さて、そうした目まぐるしい身体の成長に比較すると、赤ちゃんの体の中の成長は意外とゆっくりです。
さて、そうした目まぐるしい身体の成長に比較すると、赤ちゃんの体の中の成長は意外とゆっくりです。
とくに離乳食は、まずは、「薄めた番茶→果汁→おかゆと野菜スープへ」の時期で、胃腸に負担のかかるたんぱく質や乳製品、発酵食品は、赤ちゃんがいろいろなものを消化できるようになってきて少しづつ与えていくものです。
そういう意味では、義理のお母さんが、乳製品であるヨーグルトを与えるのは早すぎましたね。
消化しきれずに蕁麻疹をおこしたと思われますので、蕁麻疹=アレルギーと決めつけないでくださいね。
消化しきれずに蕁麻疹をおこしたと思われますので、蕁麻疹=アレルギーと決めつけないでくださいね。
乳製品に関していえば、9か月頃から、最初は牛乳がゆやチーズかゆあたりから始めてください。
要は、単発でその食材を与えるのではなく、これまで食べていたおかゆやスープに少しずつ混ぜるような形ですすめるのです。
大人が食べる味噌汁や鍋物を薄めてスタートするのは問題ありませんし、添加物についてもあまり神経質にならずとも大丈夫でしょう。
ただし、肉や魚というたんぱく質を与えるのはもう少しあとから、これも9か月ぐらいをめどに。
食物せんいの多いきのこ類は10~11か月あたりに少しずつ始めてください。
大人が食べる味噌汁や鍋物を薄めてスタートするのは問題ありませんし、添加物についてもあまり神経質にならずとも大丈夫でしょう。
ただし、肉や魚というたんぱく質を与えるのはもう少しあとから、これも9か月ぐらいをめどに。
食物せんいの多いきのこ類は10~11か月あたりに少しずつ始めてください。
急がずとも、1歳半~2歳になればほぼ大人の同じようなさまざまな食材を食べるようになりますのでゆっくり始めてください。
ただし味付けは「ほとんど味のないぐらいの薄味」で。
「炭水化物、お野菜」を中心に徐々に大人がたべるものに慣れさせるという意識で
すすめましょう。
それと義理のお母様の件ですが
おそらく「大人への健康的な食材」と思ったのでしょうね。
蕁麻疹を出したということで、後悔する気持ちもあると思いますので、
「姑さんの出したものは全てだめ」ではなく、
蕁麻疹を出したということで、後悔する気持ちもあると思いますので、
「姑さんの出したものは全てだめ」ではなく、
「今の離乳食のすすめ方と昔とでは違うみたいなんです。
ですので、1歳半ぐらいまでは私に任せていただけますか?」
というようにお話してみましょう。そして、添加物を気にするお姑さんであれば今は着色料、保存料の入らないベビーフードもありますのでそれを
「柔らかさとか味付けを手づくりの参考にしたいので買ってきちゃいました」といって
使用してみてもいいと思います。
「柔らかさとか味付けを手づくりの参考にしたいので買ってきちゃいました」といって
使用してみてもいいと思います。
この件に限らず、お姑世代と今の子育てではやはり違う点もありますので
いろいろと衝突するかもしれません。
たとえば「冬の寒いときに何枚着せるか?」など、薄着にしたい今のママたちと
たとえば「冬の寒いときに何枚着せるか?」など、薄着にしたい今のママたちと
「たくさん着せれば風邪ひかない」と思っているお姑さん世代とでは意見が食い違うかもしれません。
大変でしょうけれど、うまく旦那さまに仲介してもらったり、育児書や雑誌を見せたりして
大変でしょうけれど、うまく旦那さまに仲介してもらったり、育児書や雑誌を見せたりして
理解してもらってください。頭ごなしには否定しないでひと呼吸おいてね。
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