実際ドウナンダ会議とは
地域課題を世代をこえて、ゆるーくゆるーく
雑談のように話し合ってみる会議です
とかく、地域のことを話し合うというと
「なんとか推進会議」とか「〇〇地区協議会」という名前がほとんど。
いやいや、推進しなくたって後退したっていいでしょう?
とまあ、そういうなんでも聞けてなんでも言える会議をしたく
昨年その第1回目を開催しました。
https://ameblo.jp/novia-jyosi100/entry-12872112303.html
そして5/17 第二回目のお題は
「岩手県の予算」
ところが、これが抽象的すぎたのか
5日前の5/12(月)で申し込み者が3名、、、、、
こ、これは、、、と蒼くなり、
あっちゃこっちゃへDM送ってみたり
前日にはIBCラジオ684にも出演いたしました。
申し込みは?と聞かれて
「もう明日のことなので、100円玉を握りしめて会場へお越しください」
といいながら。
ドキドキでむかえた当日、
雨天で逆に参加できたとう方がもいて
18名の皆様にお越しいただきました。
わーい!
今回のスピーカーはハクセル美穂子さん
岩手県の予算特別委員会副委員長なんです。
まずはそのハクセルさんに「岩手県の予算」について解説していただきました。
令和7年度の岩手県の予算は
7329億円です
これが何度、貼り付けても横になるグラフ。。
グレ ーのところは震災後に国からきた予算で
薄緑のところはやはり国からきたコロナ予算になります。
それらを差し引いた緑のところを見ていくと
平成18年から令和7年まで、ほぼほぼ岩手の予算は7000億で推移しているのです。
詳細は こちら
55ページもあるんですけども
この約20年間、人件費や各種材料費も高騰してきたわけで
となれば、当然、県の財政部はこの7000億の予算のなかかで
高騰する分をあっち削りのこっち削りのとやりくりをしているわけです。
なかでも県立病院の赤字については
たびたびメディアでもとりあげられてきたわけですが
常に年間200億を支出しているそうで、医療に手厚い県と評価する声ももちろんありますが
一方で、人も建物ももう少し集約化していかねばならないのではないかともいえるわけです。
地方交付税がやはり大きいですね。
ちなみに国からお金もらわなくともやれる市町村は岩手県では北上市
扶助費が意外と少ないなあ。という感想。
さてここから自由に質疑応答の時間となりました。
*病院の赤字について
*給食費完全無償化について
*岩手のコメどこにいってる問題
*道路や下水道のインフラ問題
*広域のゴミ処理施設について
*市町村の財政健全目安として経常収支について
*女性向けのDX支援の中身について
など多岐にわたる質問が出ました。
このうち、経常収支というのは市町村の財政の健全化の目安とされるもので
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/053/187/reiwa5_kakuhou.pdf
こちらは令和5年の資料ですが
33ページと35ページだけとりあえず見てもらえればいいかと。
33ページにある数値が100に近いと
新規事業をやる余裕のない市町村ということになります
今やCITYと化した矢巾町が96.9というのは意外、、、
しかし、これ自前の病院や保育所(公立の)や葬祭場など大きい施設を持たない滝沢市のような市町村は
低くでるのだそうです。
いろいろと質問や意見がでるなかで
盛り上がったのが米問題
いったい岩手のコメはどこにいっているのか問題
これについては実家が農家という方から
「備蓄米をだすとそこに今度は新米を返さなきゃならない」などという
仕組みを教えていただきました。
十分なくらい作り、余った分を輸出に出すというのが
正しい農政だと思うのですが
国策にどうも翻弄されてしまうのが農作物のようです。
ということであっという間に2時間終了。
ラジオ684聞いて参加したという方が
「議会に行っても自分たちが質問できるわけではないので
こういう風に自由に聞ける場があることは嬉しい。」と言っていただきました。
次回っていつかは未定ですけど
またドウナンダ?をゆるゆると開催したいと思います。
雨天の中 ご参加いただいた皆様
ありがとうございました。
ハクセルさん、わかりやすい説明をありがとうございました