大人のおけいこクラブ~はじめての日本酒入門~

岩手の地酒5蔵とスイーツが競演「夏酒フェスタ」~2022年6/25開催

6/25(土)に「夏酒フェスタ」を開催しました!

実に2019年以来の大型イベントです。

 

 

「屋外でのイベントだけでなく、
そろそろ屋内で飲食を伴うイベントにチャレンジしてみませんか?」

 

という私のラブコールに賛同してくださったのは

菊の司・月の輪・南部美人・浜千鳥・わしの尾の5つの醸造元さん。

 

とはいえ、7月以降、コロナの感染者数がぐんと増えていることを思えば

この6月25日という設定はちょっとしたキセキでした。

 

日本酒とスイーツという組み合わせがよかったのか、
それともこういう風にリアルで飲む機会を欲していたのか、
定員60名を超え、65名(女性51,男性14)にお集まりいただきました。

 

「日本酒」を飲む前にまずは基調講演です。

わしの尾八代目蔵元 工藤朋さんから「日本酒を楽しむイロハ」

 

 

これは私が「日本酒の瓶って見てもなんか味の想像がつきにくいよなー」と
思ってお願いしたものです。

 

そうしたらビックリ。

表示義務のあるのは「原材料名、アルコール分、精米具合、容量、製造年月日」だけなんですって!

 

なのでこれ以外の、

お酒の種類(純米酒とか大吟醸とか)やコメの種類(山田錦とか結の香とか)

酵母の名前、日本酒度(一般的には甘口か辛口かを示すといわれているもの)、酸度などは

全くもって任意なのだそうです。

 

味を想像できる表記といても個人の味覚によって感じ方も違うということで、
最近では、Gグルコース-A酸度という基準も使われているそうで
AV値が0.2以下で辛口、0.3~1.0でやや辛口、1.1~1.8でやや甘口、1.9以上で甘口

燗の種類についても教えていただきました。

常温:20℃として、そこから上下に5度づつ10段階、種類があります。

 

雪冷え(5℃)花冷え(10℃)涼冷え(15℃)常温(20℃)日向燗(30℃)人肌燗(35℃)ぬる燗(40℃)上燗(45℃)熱燗(50℃)とびきり燗(55℃)

同じお酒でも何度で飲むかによって味が違うそうです。

 

ちなみに浜千鳥さんはこの日、3種類のお酒を持参されたのですが
「全部、冷蔵庫で保管してください」だったんですよね。

ふむふむ。。。

 

基調講演を終え、各蔵から今日のお酒について2分間プレゼンです!

なお、持参していただいたお酒の詳細はリンクを見てください。

 

なんといっても

私、この日、会場では一滴も飲んでいないのですわ~!!

これは車で来た醸造元さんたちも一緒ですけども。。。

 

菊の司

innocent50   こちらワインみたいなボトルでラベルじゃなくて直接瓶に印字されてます

ひまわり   これぞ夏酒という感じのスッキリしお酒

西舘杜氏とスタッフの方

 

月の輪

月の輪×紫波フルーツパーク FUSION 2022 「Terroir」(テロワール)    会場の一番人気ですぐなくなりました

白麹純米 月の輪 白ラベル <ピロくま> 酸の強いお酒

大辛口純米 月の輪 スイーツとの相性を考えて超辛口のスッキリしたお酒

横沢杜氏

 

南部美人

純米吟醸 スイーツにあわせてこの1本で勝負!

「Kura Master 2021 プラチナ賞受賞」「Asian Sake Festivalで第1位受賞」の自信作

醸造部の小田中さん

 

浜千鳥

浜千鳥 純米うすにごり 銀河のしずく    原料米は銀河のしずくという夏酒

浜千鳥 純米大吟醸 結の香    東北清酒鑑評会 最優秀賞受賞  他多数受章

浜千鳥 純米吟醸吟ぎんが仕込み 2014ロンドン・サケ・チャレンジ金賞受賞のオールいわて清酒

奥村杜氏

 

わしの尾

吟醸酒岩鷲  古酒としてお持ちいただき会場で「うまっ!」との声多数。

あさむらさき  紫黒米で仕込んだピンクのお酒、アントシアニンが入ってデザートと相性抜群

ほし 蔵に住み着いている乳酸菌で作った山廃純米吟醸酒

※岩鷲はHPにはありませんが、メールで注文可能で各酒屋さん経由でも入手できます

 

ここからお待ちかねの周遊タイム!!

テーブルにはホテルエースの料理長特製スイーツ!!

 

酒粕を練り込んだチーズケーキとソースに日本酒を使ったタルト、
お口直しにコーヒーゼリーです。

 

ちなみにこのスイーツの写真、

たくさんインスタやらSNSに投稿されてました。

 

この日は9テーブルに分かれて着座していただきましたが

利き酒風に種類を並べているテーブルもあれば
スイーツとの相性を考えながら黙々と飲んでいる人もあり、
ちなみに利き酒女子に聞いたところ
「3杯目までは味の違いを感じてけど

4杯目からはわかんなくなった。けど美味い!!」だそうです。

 

そして「日本酒ラベルミニ展示コーナー」も盛況。

ラベルって綺麗ですよね。じっくり眺めていて飽きない。

 

不発に終わったのは「日本酒のネーミングを考えよう」コーナー。

ホワイトボードを用意してましてが、誰も書いてない。

 

それでも平成生まれグループに無理やり書かせたら

正義酒と書いてジャスティス

走酒と書いてダッシュ

ですって。

 

さすがこの感覚は昭和うまれにはないわーー。

個人的には「正義酒」いいと思います。

「正義の酒~ジャスティス」

 

さて、今回は、無料チケット2枚ついて

3杯めからは300円の有料にしております。

みなさん、どのぐらい飲んだかというと、、、

 

80分間、飲みに飲んでいただき

その数、278杯!!

 

え? 平均するとひとり4杯?

強者では12杯飲んだ方もいらっしゃいました。

 

しかし、みなさん、お強い!
誰も顔にも足元にもでてない~。

 

そして最後は抽選会!

5蔵にそれぞれ、1品もってきていただき、くじ引きです。

 

わしの尾さん、浜千鳥さん、南部美人さんとそれぞれ抽選し、

ここで月の輪さん持参のフェイスマスクが男性に当選するというハプニング。

 

番号よみあげたとたん、「すみません」というひとことに会場内爆笑!!

こういうことが起きるからイベントは楽しい。

 

そして、そして、最後にとてもBIGな商品をご持参いただいたのが

菊の司さん

このお酒、杜氏の隠し酒 「2019 結の香」

 

「結の香で造られた

純米大吟醸の全国新酒鑑評会出品酒です」

 

これを聞いてどよめく会場

お値段まで書いてしまいますけど8,580円ですよ!!

 

見事、当てたのは盛岡市内からお越しの40代女性でございました。
もう涙を流さんばかりに喜んで一升瓶持っていきました。

 

こうして楽しく過ごしてきた2時間半、

最後は「今日参加した蔵のお酒が飲める周辺飲食店ガイド」を来場のみなさんにお渡しし、

 

〆はこれで。

「これからも岩手の日本酒を飲みましょう、

日本酒のに!!」

 

ご参加いただいた皆様、醸造元の皆様、ホテルエースさん、

ありがとうございました!

「日本酒のに」流行らせてくださいねー!

 

 

 

 

 

 

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大人のおけいこクラブ第30回報告~「日本酒入門・酉与右衛門」 2016年9/7~

2011年10/23から始めた「大人のおけいこクラブ」も30回目。

この節目に何をテーマにしようかな?と考えてみて
そりゃー、やっぱり開催回数の多い「日本酒入門でしょ?」と即決。


そもそも、なぜ「日本酒入門」を始めたのか?というと
ここ岩手が「南部杜氏の里」だからです。

 

南部杜氏が全国の酒蔵に散っていき、ひと冬、酒造りをして
春になると帰ってきた。
なのに、その地で、「日本酒が飲まれていない」と聞いて、
しかも「飲まない理由」があるのではなく、
「ビールも焼酎もハイボールもワインもあるのに、なぜわざわざ日本酒を呑まなきゃいけないんですか?」というレベルだという。
要するに「飲む理由がない」と。

 

それじゃ、微力ながら「飲む理由を作りましょ」というわけで
岩手県内の酒蔵さんに来ていたき、ちょっとだけうんちくを勉強する会が
「日本酒入門」です。

 

南部美人、月の輪、廣喜、浜千鳥、わしの尾、・・・ときまして
今回は、玄人の酒として有名な「酉与右衛門(以下よえもんと表記)」にしました。

 

 

よえもんを造る川村酒造店さんは岩手県花巻市石鳥谷町にある蔵元です。
その昔、南部杜氏の故郷といわれ、一大勢力を誇ったのが石鳥谷なのだそうです。
が、現在、川村酒造店さん1軒になってしまいました。
その四代目蔵元、川村直孝氏に来ていただきました。

 

今回、ご用意していただいたお酒はこの5本


右から
①吟ぎんが50%直汲み生原酒
②山廃 美山錦55%直汲み生原酒
③山廃 美山錦55%火入
④亀の尾60%火入
⑤吟ぎんが50%火入

 

まずは、吟ぎんが50%直汲み生原酒で乾杯。
「よえもんといえば、濃醇辛口のお酒」と聞いてはいましたが
初心者の私からすると
「酸味がきいていて、白ワインみたいなお味」です。

 

 

 

川村専務のお話を聞いていると
「我流」を感じます。

 

「造る俺が旨いと思う酒を造る」
「企業ではできない、家業だから出来る」
「品評会を意識した酒を造ることはしない」

 

だからこそ、自分の酒を理解してくれる酒屋さんに置いてほしい
と、よえもんを販売する酒屋さんは全国でも限られているそうで
岩手県内でも2カ所のみ。

 

会場の「日本酒バルGIN蔵」さんの料理へのリクエストは
「辛いもの」以外とのこと。
「辛い物は酒の味がわからなくなる」のだそうです。

 

途中、川村専務自ら燗をつけてくれました。

5種類どれもおいしかったけれど
私は、「亀の尾60%」が気にいりました。

 

川村専務にいわせると
「米の青さを感じる酒」だそうです。
このひとこと、ひとことがかっこいいんですよねえ。

 

参加者の方々です。
盛岡の女のんべい1位、2位のお2人?

川村専務と「心の粋」について話して、盛り上がってましたねえ。

こちらは、長年のお友達と参加のお2人

「初対面?」とは思えない意気投合のお2人

 そして、はじめてのおけいこクラブ参加が日本酒入門、
しかも本人は「初の日本酒」という通称「姫」

 その他、12名の女性にご参加いただきました。

 

 

しかし、川村酒造店さん
直売りはしていないそうで
パンフレットもないんです。
開催のこの時点ではあった川村酒造店のHPも
現在はなくなっていました。
日本酒入門をこれまで6回開催してきましたが
こうして販促物が一枚もない酒蔵さんは初めてです。

 

「我流」を貫き、ある意味、「わがるやつだけわがればいい」

 

「小さい蔵だから出来ること」と打ち合わせの時に
何度かこの言葉を口にしていましたが、

それでも全国のわがるやつに売れていくお酒って凄いですよね。

 

<会場提供>
日本酒バルGIN蔵
https://www.hotpepper.jp/strJ001109786/

住所:盛岡市中央通1-7-13ポアビル1階
電話:019-601-7383
営業時間:17:00~25:00
のびあ会員証提示特典:会計から5%オフ

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大人のおけいこクラブ第24回報告~「はじめての日本酒入門・わしの尾編」 2015年8/26開催~

2011年11/28に初回をスタートした「はじめての日本酒入門」

毎回、岩手の蔵元さんをお呼びして日本酒にまつわるイロハを勉強しています。

 

第1回日本酒入門

~2時間半しゃべり通しの講師!「南部美人」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=493

第2回「日本酒入門~キレイを作る日本酒~」

~日本酒の美容効果の話!「月の輪」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=985

第3回「日本酒入門~器と日本酒~」

~器によって味の違いを実践!「廣田酒造店」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/2013/02/

第4回 「3.11と浜千鳥」

~釜石出身女子パワー炸裂の「浜千鳥」編

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=2134

 

そして今回はリクエストの多かった「わしの尾」さん

テーマは「酒米」

講師は八代目蔵元の工藤朋社長です。

そして今回から会場を、日本酒バルGIN蔵さんに変更しました。

 

この日

私よりも早く会場についていた工藤社長

なんとウエルカムドリンクを準備してくださっていましたが

そのお酒が

「わしの尾 MOTOZAKEあさむらさきの山ぶどうカクテル」!

今回、開催するまで私、知らなかったのですが

「わしの尾」のお酒は県外では、銀河プラザなど県のアンテナSHOPの他は

岩手出身のオーナーさんのいる飲食店にしか卸してないそうです。

その数少ない県外のBarで特別に出しているのが

この山ぶどうとのオール岩手カクテル。

「美しい」所作で自ら準備する工藤社長・・。

 

なんでもこのカクテルの橋渡しをしたのが

シニア野菜ソムリエの小原薫先生だそうで、この日は薫先生にも

初参加していただきました。

写真右が薫先生です。となりはシュウコさん。

で、工藤社長に

「岩手ではスーパーでも買えるのに

なぜ県外にわしの尾を卸さないのですか?」

とお聞きしたら

「わしの尾は岩手の気候で、岩手の肴で飲んでもらうのが一番旨いからです」

という答え。さすが!納得です。

 

そのイケメンで聡明な工藤社長に

「酒米」についてまずはレクチャーしていただきます。

よい酒米の条件には

「精米時に割れない」ことや酒質を保つために「低たんぱく質」などがあるそうです。

「割れない」と聞いてこれまた納得、

大吟醸など米のほんとにいいところしか使用しないお酒もありますもんね。

今回、とくにおもしろかったのが酒米ごとの飲み比べ。

「わしの尾結の香」と「蔵人の酒純米吟醸酒」とは製法はほぼ同じで

酒米だけが違うそうです。

「北窓三友」も

「吟ぎんが」と「ぎんおとめ」と「その2つを掛け合わせたもの」と

3種類いただきました。

 

写真は堪能する女子たち(顔出しOKの方のみ掲載しています)

 

そして私は今回のセミナーで

「結の香」で作ったお酒が好きなんだわ!と気がつきました。

こういうお酒の楽しみ方があるとは・・

発見でした!

やっぱり「日本酒入門」は楽しいわあ。

お酒がすすみ、途中から写真撮るのが面倒になっちゃって
おいしい料理の写真がないという失敗談・・・。

毎回、2月にわしの尾さんの蔵で開催している器とのコラボイベント

ぜひ参加したいと思っております。

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大人のおけいこクラブ第16回報告~「3.11と浜千鳥」2014年1/22開催~

※やっと活動報告が2014年に入りました。

 

今年の1/22に開催した「女子限定はじめての日本酒入門」報告です。
この「日本酒入門」はおけいこクラブのなかでも大好評で継続しているシリーズなのですが

開催のきっかけは

とある集まりで「今の若い子は日本酒を飲んでくれない」

というのを聞いたことです。

で、わたしてっきり、

なんか理由があるから飲まないのだと思ってたのね。

ところが逆で

 

「飲む理由がない」 

ということにショーゲキを受けたのだった。

 

「のまない理由がある」のと「飲む理由がない」

この差は、きっと太陽と月の距離ほど実は違うのよ。

「日本酒って次の日悪酔いするよねー」

だったら、悪酔いしない理由を教えればいいよね。

ところが、飲む理由がないというのは

選択肢にも上らないってことでこれは由々しき問題なのよ。

南部杜氏の里でこれではいけない。

 

じゃ、どうすれば?というときに

これはワインと同じで「うんちく」を知れば

興味もつんでないの?と思ったわけです。

 

そこで、その「うんちく」を知りながら

岩手にある蔵元さんを順次呼んでいって

そのお酒を味わう会をしようよ

 

というのがこの「日本酒入門」の始まりでした。

で、今回は4回目で会場は盛岡桜山のMASSさん
蔵元は岩手県釜石より浜千鳥さん!!

沿岸の雄の登場です!

 

こちらのスマイルが新里進社長ですよーー

 

まず料理の前に「3.11と浜千鳥」というテーマで

ミニセミナーをしていただきました。

 

会社自体は「60リットルのタンクがダメだったぐらい」といいながら

4月まで重油がなくて出荷できなかったという話や

ボランティアの方々がお土産に浜千鳥を買ってくれた

相撲部屋の友綱部屋とのご縁が出来たお話などお聞きしましたが

 

いちばん「おー」と思ったのが

震災を機に釜石に戻ってきたいろいろな業種の二代目の存在の話です。

 

「新釜石人」というらしい・・。
ひもの屋さん・菓子店・水産会社・・・
そのうちの一人である小島製菓の菊地広隆さんは

カナダから帰ってきて、この浜千鳥の酒粕をいれたまんじゅうを作りました。


今日はこれと、非売品の手ぬぐいが参加者へのお土産として配られました。

 

そのミニセミナーを終えて、お待ちかねの酒宴

今回、私たちが飲んだのはこの5種類です。

①純米吟醸美山錦

②あらしばり

③ナイショ!今日ここでしか飲めないお酒

④山廃仕込 純米酒

⑤純米酒

 

そして、今回、「浜千鳥」ということで会場には釜石出身者が6名集結!!

写真左は新安比温泉の橋本英子女将ですが

新里社長と同級生だそうで

社長もこのチーム釜石のメンバーには

「卓球部の新里くん」とよばれタジタジのご様子でしたが

終始ニコニコと全員に

お酌しにまわってくださいました。

あちこちで

一升瓶をお酌しあう図が。。

こんなふうにお初の女子でも

盛り上がっちゃうのが日本酒入門のよさですねー

 

MASSさんがこの浜千鳥にあわせたという料理

三陸のわかめしゃぶしゃぶとしらこも旨いーーー!!

こちら柱の陰から見守るMASSの大将です。

 

そして会場では

今日がお誕生日という方の

ナイショにしてたサプライズケーキもあり、みんなでおめでとう

 

そして私はお誕生日ではないんだけど

「お年始に」と玉山キャサリンからお花いただきました。

ありがとうございます。

左が現在、大館在住の玉山キャサリン嬢。

 

 

。。。ということで、

日本酒もプロスポーツも

 

興味関心をもてば

それが応援する気持ちに変わるんじゃないかな?

というおんなじ発想で企画しております。

 

過去3回の日本酒入門はこちらを読んでください、

みんな女子限定でーす!

第1回日本酒入門

~2時間半しゃべり通しの講師!「南部美人」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=493

第2回「日本酒入門~キレイを作る日本酒~」

~日本酒の美容効果の話!「月の輪」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=985

第3回「日本酒入門~器と日本酒~」

~器によって味の違いを実践!「廣田酒造店」編~

https://www.jyosi100.com/trial-day/2013/02/

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大人のおけいこクラブ第11回報告~「器と日本酒」

今宵12/10(月)は、2012年最後の大人のおけいこクラブ・・

もはや恒例となった「日本酒入門第3弾」  蔵元をお呼びしてのセミナー+宴

 

しかし、今回はゲストがすごい!!

廣田酒造店の女性杜氏の小野裕美さん

 

そして、岩手を代表する磁器作家、陶來(とうらい)の大沢和義さん

 

この2人の豪華ゲストがやってきたーーーーー!

 

会場は今宵も盛岡市桜山のMASS

そして「月曜日から呑んでも悪酔いしない?」を検証するために月曜日に女子たちが集結。。

 

 

まずは一部の小野裕美杜氏からお話をいただいております

 

 

 

 

 

 

小野裕美杜氏。。

美しい・・・・そして細い・・・・・・!!

 

第2弾の月の輪の横沢杜氏もオキレイでしたが、

女性杜氏って美人が条件なの???と聞きたくなるぐらい。

 

小野裕美杜氏の経歴はユニークです。

もともと宮城の実家は、味噌や醤油の醸造をしていましたが、弟さんが家を継ぐと聞いて

「好きな日本酒の道へ入ろう」と決意。

南部杜氏に憧れて岩手で就職後、

昔ながらの製法で力強い酒造りをする廣田の酒に惚れ込んで

社長に直談判の上、社員になった方です。

実は南部杜氏初の女性杜氏が小野さん。

そして全国の女性杜氏の多くが蔵元の親戚筋であるのに

小野さんはサラリーマン杜氏にしてなんと3人の子持ち!ママさん杜氏さんなのです。

 

 

今回、廣田酒造店からはこの5種のお酒をお持ちいただきました。

 

 

そして今回のテーマは「器と日本酒」なので、小野杜氏お手製の資料をもとにお勉強します。

 

それによると、

「盃などの角度ある平らな酒器は口の奥にあたるため、

アルコールの刺激を強く感じ、辛口に感じ、

ぐい飲みタイプなど角度ある酒器は、

下の先端部にあたるため甘みを感じる」のだそうです。

 

ということで香りが高いお酒 「薫酒」「熟酒」

 

 

 

 

香りが低いお酒 「爽酒」「酷酒」

この香りによって相性のよい器があるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

ふーむということで、さっそく乾杯は2つの酒器で飲みくらべてみました。

先がすぼまった磁器と先が開いている盃と。

 

 

 

おっ!!味が違う!!

 

日本酒歴浅い私はこの違いをうまく説明できないのですが、

同じお酒なのに甘く感じたり、すっきり感じたりがたしかにありました。

 

 

おっとこちらのOLはいきなりコップ酒ですか?

って違いますよ。こちらは伏流水。

日本酒を作っているお水を飲んでおります。

日本酒入門も第3弾になると、

悪酔いしないコツは

「お酒と同等の水を飲むこと」

 

廣田酒造店の伏流水は、紫波町の東根山ふもとにある水分神社の水だそうで

これが旨いのだ!

夏の日にビューガーデンの取材で水分神社に行きましたが、

あまりにアブが凄くて水を組むのを断念した私でしたが、

アブはちゃんと旨い水を知っているんだねーーー。

 

 

さてMASSの特製料理も次々とでてまいります。

どんこのなめろうと揚げ出し豆腐

 

 

佐助豚の土手焼、これを肉まんにしてはさんで食べるの幸せーーー。

 

そして菜彩鶏ごぼう鍋

 

さてお腹もお酒もすすんできたところで、

もうひとつのテーマの器について

陶來の大沢和義さんに話していただきます。

女性限定の日本酒入門、このように会場は黒一点!

 

 

そしてこちらは本日、

岩手県工業技術センターからお借りした陶器と磁器です。

 

ところで陶器と磁器の違いって知っていましたか?

陶器というのは土で作り、磁器というのは石で作られて陶器よりもガラスに近い。

私たちが普段、陶器と呼んでいるものの多くは実は磁器なんだそうです。

いわゆるセトモノというのですね。

そして磁器が日本で広まったのは、秀吉の時代の朝鮮出兵がきっかけだそうです。

その際に職人を連れてきて、日本でも磁器を作れと命じたそうで、

磁器といえば九州ですが、有田焼などは秀吉の時代に始まったものなんだそうです。

 

 ちなみにこのお写真で今、大沢さんが手にしておられるのは磁器ではなく、漆器です。

漆は、1個7~8000円が相場だそうですが、

お写真の漆器は浄法寺の漆器で「こぶくら」 1個5460円  

 ※ご興味ある方はこちらご覧くださいね~

http://www.tekiseisha.com/commodity/index02.html

 

 

さて、大沢さんのお話は、実に独特の調子があって、

落語家のお話を聞いてるようでおもしろいんですよね。

ほんと、お会いするまで、芸術家=怖いというイメージがあって、

私のような無知なものが行って大丈夫かと思っていましたが、実に優しくて楽しい方です。

 

が、大沢さんといえば、忘れちゃならないのが「てまる」です。

 

「てまる」=<高齢者や障害者の方が使う福祉食器+美しく質の高い日常食器>のプロジェクト

で、大沢さんは「てまる」でグッドデザイン賞ほか多数の賞を受賞していらっしゃるのです。

 

てまるの食器は、口縁部に折り返しがついていて、

片手だけでもきれいにすくえるようになっています。

 

「美しい、あ!いいな!がなければそれは器とはいわない。

それがないのは単なる道具だ。」

とお話する大沢さん。

 

今回は時間がなくて、福祉食器のお話の詳細は聞けませんでしたが、

これまた聞いてみたいと思う内容でした。

 

 

さてその後もお酒はどんどんすすみ、こちらは既に何度目かの「かんぱーい」

 

皆、初対面とは信じがたいけれど、初対面。

こんなふうにすぐに打ち解けられるのが「大人のおけいこクラブ」の良さかもしれません。

 

そしてみなさんの興奮が最高潮に達したのがこちら!

自動お燗測定器?

 

 

 

ちなみに小野杜氏は、辛口を燗にして飲むのがお好きだそうです。

 

で、小野杜氏のおすすめがこちらの丹頂正宗、辛口のお酒です。

味もさることながらこのラベルがすごい~。

鶴をあしらっていてすごく綺麗なの。

 

私が今回、イチオシで惚れたお酒はこちら

オール岩手の廣喜 純米吟醸 

ボキャブラリーがないのが悔しいですが、これ本当に美酒でしたーー。

このようにクイクイ白眼だして飲んでます。

 

 

さて、第3弾も盛り上がった日本酒入門。

参加してくださった皆様です。

こちらの5名は初参加でーす。

 

こちらは小野杜氏を囲んで!1個5460円の漆しっかり持っています!

 

こちらは大沢さんと一緒に「ものづくり」の話しでも盛り上がっていたグループ

 

いい女が2人、しっとりと・・・。

 

商工会連合会の創業塾で同期だったお2人です。

 

こちらは現在、福祉のお勉強をするお2人

 

 

日本酒は奥が深い

少しは日本酒を愛好する女子増に貢献できてるかな?と自負するこの日本酒入門。

今後も蔵元さんや酒にまつわるゲストをお呼びして続けていきます。

今宵もかんぱーい

 

 

<廣田酒造店さまよりお土産いただきました>

ヒロキの奥様秘伝の甘酒レシピ付でーす。

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