出版記念講演会

川上徹也氏新作出版記念講演会~2018年3/2開催

この本、タイトルがとても長いのです。

 

しかし、長いのはタイトルだけではなかった。

いや~、朝から気をもみました。

 

なぜかといえば天気!

 

3/2といういつもなら春のドカ雪しか降らないような時に
「ホワイトアウトか!」という荒れ模様で

新幹線は「一関から新青森まで運転見合わせ」

高速道路も視界不良でダメ。
講師の川上先生がまず来れるのか?に気をもみました。
が、10時過ぎに新幹線が動きだし
川上先生も「3時間遅れで到着した新幹線に偶然乗れた」ということで
予定時刻より早く盛岡着。

 

しかし、そのあと、JRのダイヤが乱れに乱れ、担当編集者さんは大幅遅刻したことを思えば川上先生が無事に着いたことが奇跡でした。

 

次に参加者の方々が来てくれるか?ということ。

 

それでも30名の申込中、22名の方々が来てくださいました。
というわけで、無事にスタートした時は
なんだか膝から下の力がへなへなと抜けていくようでした。

 

さて、肝心の講演会はというと

「商品やサービスを変えずに、売り方を変えたらヒットしたものが世の中にはあるんです」

という内容でした。

 

 

何をどう変えるの?というと5W2Hを変えてみる 

①WHAT「ウリ」②売る時間③売る場所④売る人⑤売る値段⑥売る方法⑦売る目的

 

この本にもたくさんの例がありますが
今や、トイレットペーパーの芯さえ、メルカリで売れる時代ですものね。

 

講演では
参加者の方から「スピーカーを売りたい」という声があがり
この「5W2H」で皆で考えてみるというワークショップもありました。

 

寝具売り場で売ったら?という斬新な意見がでたりして、

この5W2Hを変えてみるというのは

社内会議や、一般消費者もいれたグループインタビューにも使えるかもしれないなあと

思いながら聞いておりました。

 
そして、後半
川上先生が実際に手がけた事例を聞きました。

 

大阪にある運送会社の企業理念を手掛けたときに
社長の「俺、運だけはいいんだよ」というひとことをヒントに

「荷物を運ぶ 運を送る」を思いついたそうな。

実際に広告で見ると、中の2文字が「運送」となっていました。

 
そして、最後に
「売り手に「熱」がなければ人は買いません」
そうなのです!

 

この出版記念講演会で著者をお招きするのも
作家の熱をそのまま伝えたいからなんです!!
・・・・とこれは、正直いって後付けですが。

ともかくも
あんな地吹雪のなか、

無事に、講演会が終了したという安堵感で
今となっては本の内容がさっぱり思い出せない私でした。

 

年末年始にまた読んでみようかと思います。

 

お買い上げ希望の方は、さわや書店さんでお求めくださいね。

 

 

 

 

 

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藤由 達藏「自分になかなか自信をもてないあなたへ」出版記念講演会 ~2017年11/16開催~

久々のさわや書店さんとの共催です。

今回の作家さんは藤由 達藏氏。

 

「コーチングの先生です」と聞いて、正直、コーチング嫌いの私は「うっ」と思いました。
ですが、著書、「結局すぐやる人がすべてを手にいれる」を読んで
「現実的なこと書いてある」と思い、お引き受けしました。

藤由先生、かくれたビジネス書のベストセラー作家だそうで
累計40万部というのは驚異的な数字らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お話で印象に残ったのは

さまざまな杉の話し

忙しくて自分のキャパをオーバーすると

心のなかに「いろいろな杉」が生えるんだそうです。
①「いい人すぎ」「合わせすぎ」「気の使いすぎ」「繊細すぎ」
②「理想貴すぎ」「自分責めすぎ」「評価気にしすぎ」「仕事抱えすぎ」
③「失敗恐れすぎ」「変化恐れすぎ」「批判恐れすぎ」「主張しなさすぎ」
④「待ちすぎ」「心配しすぎ」「がんばりすぎ」

 

そして「視野狭窄」の話しも。

たとえば仕事しか見えてない、

わが子のことしか見えてない

は自分へのダメだし→自信もてない。につながりやすいのだそうです。

 

では、どうやって自信を持つのか?

「自分にはこれしかない」ではなく、
いろいろなステージを持ち
そして、小さいことが出来た自信を積み重ねること

なんでしょうね。
自分で自分を誉める、愛する。
大事なことよね。

 

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中森明夫氏「寂しさの力」出版記念講演会~2015年3/19開催

小説家であり、サブカルチャー評論家の中森明夫さんと出会ったきっかけといえば

NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」とツイッターの #あまちゃん。

「あまちゃん」放送終了後の2013年10/16に

忘れもしない台風一過の夜に開催した「あまちゃんNIGHT」

ツイッターで「盛岡でこんなのありますよー」とたまたまのびあの会員さんが

呼びかけてくれたのがきっかけで

♪ 低気圧にのって北へ向かうわ~♪ と参加してくださった中森さん。

そして昨年、2014年8/30に開催した「あまちゃんサミット」のパネリストとしても

ほぼ自腹で参加してくださった。

そして

中森明夫さんがこれまでのアイドルやおたく評論家の路線と違い

自叙伝的に書いたのがこの「寂しさの力」

 

 

 しかもこの本を読んでびっくりしたのだが

最終章はなんと「あまちゃんサミット」の翌日に

盛岡駅で一気にかきあげたものなのだそうだ。

これは「あまちゃんサミット実行委員長」の私としては

なにかせずにはいられない・・・ということでの「出版記念講演会」

年度末にも関わらず34名の方にお集まりいただいた。

  

 

  中森さん、もちろん手持ち原稿なしで2時間しゃべりっぱなし。

内容は多岐に渡り

・おいたち

・中森明夫が誕生するまで

・アイドル論

・あまちゃん

とくにこの講演会で来県する直前に

酒井法子と対談をしたそうで

そのノリピー論はおもしろかった。

複雑な家庭に生まれ、常に大人の顔色を窺って生きてきた少女。

よくいえば順応性が髙いけれど、悪くいえば「自分」というものがない。

だから、まわりにいる人の影響を受けやすい。

そうやって生きてきたのだ・・・ということ。

講演終了後、「寂しさ」というのは決して悪いことばかりではない。
人とつながりたい、共同体を持ちたい・というのは「寂しさ」からくるんだから

というスッキリした気持になる。

 

そして講演会終了後は希望者で懇親会開催。

 

 このTシャツは、謎の画家、
ピコ氏作成の‘’寂しい顔‘’

 

 

最後まで残った人々で記念写真

 

 

  出版記念講演会に先立ち、

毎日新聞に中森明夫さんが掲載してくれたコラムです。
高橋真樹・・・おかげさまで名前だけ全国デビューしました!

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細谷功氏講演会~コミニュケーションギャップ~なぜあなたの話は伝わらないのか

これまた半年前のイベントで恐縮ですが
細谷功先生の出版記念講演会です。
細谷先生はいろいろな本を出していらっしゃいますが
今日のお話は
「象の鼻としっぽ」という本がベースになっています。
さすが思考のサイエンスの異名をとる細谷先生。
いままで私もいろいろなセミナーを受けてきたと思うのですが、
「コミニュケーション」についてこれだけ論理的に客観的にお話できる方ははじめてでした。

要旨をまとめると

 

①人はみな悲しいほど自己中心的で、自分の話しは7割方伝わっていると思ってるけれど、..
実際は、2割ぐらいしか伝わっていない

 

② 相手と自分が同じものをみているようでいて、

片方は象のしっぽを見ていて、
片方は象の鼻をみていて話している場合が往々にしてある。

 

③だから

「今、しっぽをみてますよね?」とか「鼻をみて話してますよね?」という

共通のフレームの確認作業が必要なんだそうです。

 

細谷先生は東大工学部卒でもとエンジニア

なので考え方が理系というか分析が的確で

淡々とした話のなかに惹き込まれてしまいます。

 

細谷先生がこの結論にたどりついたのは

ビジネスコンサルタントの会社で仕事するようになってからだそうで

 

「同じ案件について話しているはずなのに

なぜこうも話が通じないのか?」と思ったその経験を元に書いたそうです。
  同じ象をみているつもりでも、

それぞれのフィルターがかかり、

象が「像」になっちゃって自分の意見が正しいと主張してしまう。
切り分けてみたら「ここまでは実は同じだったね」っていうのがあるかもしれない。

 

だからある意味では

最初から「ギャップがあって当たり前」という認識もって話すことが

大事なんですよね。その冷静さというか。

こうして半年前のことだけど

そのとき頭であれほど納得したのに実践できてないないですね。

いずれ感情的になった時点で

→「相手はわかってくれるはず」

という思い込みがありますもんね。

 

 

こちらは当日の本&受付をお願いしたお2人とさわや書店の栗澤部長です。

苦手な配線関係とプロジェクターも

参加者の恵里さまにお願いしちゃいました。

 

そして

場所を変えて、著者、出版社の方を囲んで希望者での懇親会

 

思えばこの会が縁で、親しくなった方がたくさんいらっしゃいますね。

そう思うとこれは記念日だわー。

東京の亜紀書房さまにも大変お世話になりました。

 

 

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太田彩子著「これからも働き続けるあなたへ」出版記念講演会

※セミの声が響き渡る8月に、2/24に開催した出版記念講演会を回想しております・・・。

 

 

2013年2/24(日)この日の岩手県内は「風雪流れ旅」の世界で、高速道路さえ止まってしまう大雪でした。

 

 

 

 

そんな豪雪のなか、のびあにとって初めての出版記念講演会の設営です。

 

 

 

本日の講師、太田彩子さんは

1975年生まれで、現在は人材育成コンサルタントの会社(株)ベレフェクトの代表取締役をしていらっしゃいます。

※詳しいプロフィールはこちら

http://ayakoohta.com/profile/

「早稲田卒→リクルートで営業→人材育成コンサルタントとして起業」

というと世間でよく目にするリクルート卒の社長ですが、

太田さんの場合はちょっと人とは違います。

 

 

 

 

大学在学中に妊娠、出産し、新卒での就職は出来ず、

子供を抱えての就活はことごとく断られます。

 

 

ようやく得た仕事は、ホットペッパーの営業。

毎日がテルアポと飛込みの日々で、半年間は契約ゼロ。

しかし、とある飲食店への提案営業を契機に営業に目覚め3年連続営業MVPをとるまでに成長します。

 

 

さらにその経験を活かして起業し、

現在は主に女性管理職や女性営業職の人材育成コンサルとして活躍し、

さらに「営業部女子課」を主宰され、社団法人化します。

 

 

 

こんな壮絶な体験をした太田彩子さんの講演会

なんと大雪にもかかわらず60名の方々にお集まりいただきました。

 

 

 

僭越ながら司会は私、高橋真樹です。

 

 

前半は「太田彩子さんの半生について」

 

 

 

まずは出産です。大学3年で妊娠。

産むか産まないか迷ったとき、この言葉が太田さんに出産を決意させます。

 

 

 

しかし、子供を抱えた若い母親に世間の風は冷たく、就活はことごとく失敗。

アルバイトすら断られる現実。太田彩子さんのどん底時代・・・・・。

そのとき太田さんはいつも

「どうして私だけが、こんなに辛いんだろう・・・・」と考えていたといいます。

 

そこから、人生の一歩を踏み出す決意

「絶対に後ろを振り向かない!」と覚悟を決めて。  

 

 

なんとか子供と2人生きようともがき続ける太田さんが採用されたのがホットペッパーの営業でした。

そのときの採用者は、

「太田さんが、四重苦(金もない、仕事もない、女性、おまけに子供がいる)だから、そう簡単にやめないだろう」と思って採用したそうです。

 

しかし、半年間、契約ゼロだった太田さんはやがて

 

「男性と同じやり方でもダメ。女性の強みを活かした営業をしよう」と

考えや視点を変えたといいます。

 

 

広告をガンガンにとる営業ではなく、

あくまでもそのお店の側にたち、

今、この店にとって何が必要だろうと考え、必要と思われることをしたといいます。

 

 

店の手が足りないときにはトイレ掃除も率先して行ったとか

小さな努力を続けて、やがて

 

と実感するまでになります。

 

そして講演の後半は最新作のテーマでもある

「女性が長く働くために必要なこと」

 

そのためには、

周囲を巻き込み、ときには甘え、賢く生きることが大事だといいます。

 

 

私、高橋も前職で、2度の出産と育児休暇をとりつつ、21年勤務してきたきましたが

その経験を思い出すようなお話でした。

 

とくに育児休暇を経て職場復帰したとき

今、思えば、太田さんがいうように、

もっと周囲に甘えて周囲の助けを上手に借りればよかったなあ・・・と思います。

 

 

 

「これからも働き続けるあなたへ」の本にもあるように

結婚・妊娠・出産・育児 そしてやがては介護

それら人生のライフイベントによって働き方は大きく変わるし、変わって当然

なのですが

私も3人の育児をしながら会社勤めをしている頃、

「職場で今、戦力として必要とされること」しか見えなかったなあと思います。

 

 

「北風と太陽」のように知恵を使い、かしこかわいく生きる。

 

 

 

そんな全国の女性営業職を支援すべく太田さんが始めたプロジェクトがこちら。

営業部女子課

このネットーワークを全国47都道府県に広めようという花咲かプロジェクト

 

 

講演後の質疑応答で太田さんが答えていましたが

 

 

この47都道府県花咲かプロジェクトの目的は

「やがてその地域のまちおこしをしてくれるような

地域のリーダーを育てる」ことが目的なんだそうです。

 

その後の懇親会にも34名の方々に参加していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、太田さんのお母さんは盛岡出身。

太田さんご自身も子供のころ遊んだ盛岡の思い出をたくさん持っていらっしゃいます。

「母の故郷の岩手で講演ができて一番喜んでいるのは母」という太田さん、

 

 

 

またこの講演会をきっかけに、復興支援プロジェクトの「5/3は盛岡大通へ行こう」

にも「営業部女子課岩手支局」でフリマを出店していただきました。

(「5/3は大通りへ行こう」今年の出店料は釜石の仮設校舎で学ぶ4校へ寄付しました)

 

 

 

その後、太田彩子さんは、あの田原総一郎さんと対談したり、

株式会社CDGの社外取締役に就任されたり、活躍の場を広げていらっしゃいます。

 

働くって本当に大変

だけどやっぱり働いてきてよかった

 

 

 

今日も太田彩子さんは、「働く喜び」「働く尊さ」を伝えるために

全国をかけまわっています。

 

 

太田彩子さんブログはこちら

http://ayakoohta.com/

営業部女子課HPはこちら

http://www.eigyobu-joshika.jp/

 

株式会社ベレフェクトのHPはこちら

http://www.belleffect.jp/

 

 

そしてこの出版記念講演会を共催してくださったさわや書店の栗澤部長と

いつも私を助けてくれる女子100おけいこクラブ運営委員です。

記念撮影をパチリ

 

 

 

 

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