大人のおけいこクラブ第11回報告~「器と日本酒」

今宵12/10(月)は、2012年最後の大人のおけいこクラブ・・

もはや恒例となった「日本酒入門第3弾」  蔵元をお呼びしてのセミナー+宴

 

しかし、今回はゲストがすごい!!

廣田酒造店の女性杜氏の小野裕美さん

 

そして、岩手を代表する磁器作家、陶來(とうらい)の大沢和義さん

 

この2人の豪華ゲストがやってきたーーーーー!

 

会場は今宵も盛岡市桜山のMASS

そして「月曜日から呑んでも悪酔いしない?」を検証するために月曜日に女子たちが集結。。

 

 

まずは一部の小野裕美杜氏からお話をいただいております

 

 

 

 

 

 

小野裕美杜氏。。

美しい・・・・そして細い・・・・・・!!

 

第2弾の月の輪の横沢杜氏もオキレイでしたが、

女性杜氏って美人が条件なの???と聞きたくなるぐらい。

 

小野裕美杜氏の経歴はユニークです。

もともと宮城の実家は、味噌や醤油の醸造をしていましたが、弟さんが家を継ぐと聞いて

「好きな日本酒の道へ入ろう」と決意。

南部杜氏に憧れて岩手で就職後、

昔ながらの製法で力強い酒造りをする廣田の酒に惚れ込んで

社長に直談判の上、社員になった方です。

実は南部杜氏初の女性杜氏が小野さん。

そして全国の女性杜氏の多くが蔵元の親戚筋であるのに

小野さんはサラリーマン杜氏にしてなんと3人の子持ち!ママさん杜氏さんなのです。

 

 

今回、廣田酒造店からはこの5種のお酒をお持ちいただきました。

 

 

そして今回のテーマは「器と日本酒」なので、小野杜氏お手製の資料をもとにお勉強します。

 

それによると、

「盃などの角度ある平らな酒器は口の奥にあたるため、

アルコールの刺激を強く感じ、辛口に感じ、

ぐい飲みタイプなど角度ある酒器は、

下の先端部にあたるため甘みを感じる」のだそうです。

 

ということで香りが高いお酒 「薫酒」「熟酒」

 

 

 

 

香りが低いお酒 「爽酒」「酷酒」

この香りによって相性のよい器があるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

ふーむということで、さっそく乾杯は2つの酒器で飲みくらべてみました。

先がすぼまった磁器と先が開いている盃と。

 

 

 

おっ!!味が違う!!

 

日本酒歴浅い私はこの違いをうまく説明できないのですが、

同じお酒なのに甘く感じたり、すっきり感じたりがたしかにありました。

 

 

おっとこちらのOLはいきなりコップ酒ですか?

って違いますよ。こちらは伏流水。

日本酒を作っているお水を飲んでおります。

日本酒入門も第3弾になると、

悪酔いしないコツは

「お酒と同等の水を飲むこと」

 

廣田酒造店の伏流水は、紫波町の東根山ふもとにある水分神社の水だそうで

これが旨いのだ!

夏の日にビューガーデンの取材で水分神社に行きましたが、

あまりにアブが凄くて水を組むのを断念した私でしたが、

アブはちゃんと旨い水を知っているんだねーーー。

 

 

さてMASSの特製料理も次々とでてまいります。

どんこのなめろうと揚げ出し豆腐

 

 

佐助豚の土手焼、これを肉まんにしてはさんで食べるの幸せーーー。

 

そして菜彩鶏ごぼう鍋

 

さてお腹もお酒もすすんできたところで、

もうひとつのテーマの器について

陶來の大沢和義さんに話していただきます。

女性限定の日本酒入門、このように会場は黒一点!

 

 

そしてこちらは本日、

岩手県工業技術センターからお借りした陶器と磁器です。

 

ところで陶器と磁器の違いって知っていましたか?

陶器というのは土で作り、磁器というのは石で作られて陶器よりもガラスに近い。

私たちが普段、陶器と呼んでいるものの多くは実は磁器なんだそうです。

いわゆるセトモノというのですね。

そして磁器が日本で広まったのは、秀吉の時代の朝鮮出兵がきっかけだそうです。

その際に職人を連れてきて、日本でも磁器を作れと命じたそうで、

磁器といえば九州ですが、有田焼などは秀吉の時代に始まったものなんだそうです。

 

 ちなみにこのお写真で今、大沢さんが手にしておられるのは磁器ではなく、漆器です。

漆は、1個7~8000円が相場だそうですが、

お写真の漆器は浄法寺の漆器で「こぶくら」 1個5460円  

 ※ご興味ある方はこちらご覧くださいね~

http://www.tekiseisha.com/commodity/index02.html

 

 

さて、大沢さんのお話は、実に独特の調子があって、

落語家のお話を聞いてるようでおもしろいんですよね。

ほんと、お会いするまで、芸術家=怖いというイメージがあって、

私のような無知なものが行って大丈夫かと思っていましたが、実に優しくて楽しい方です。

 

が、大沢さんといえば、忘れちゃならないのが「てまる」です。

 

「てまる」=<高齢者や障害者の方が使う福祉食器+美しく質の高い日常食器>のプロジェクト

で、大沢さんは「てまる」でグッドデザイン賞ほか多数の賞を受賞していらっしゃるのです。

 

てまるの食器は、口縁部に折り返しがついていて、

片手だけでもきれいにすくえるようになっています。

 

「美しい、あ!いいな!がなければそれは器とはいわない。

それがないのは単なる道具だ。」

とお話する大沢さん。

 

今回は時間がなくて、福祉食器のお話の詳細は聞けませんでしたが、

これまた聞いてみたいと思う内容でした。

 

 

さてその後もお酒はどんどんすすみ、こちらは既に何度目かの「かんぱーい」

 

皆、初対面とは信じがたいけれど、初対面。

こんなふうにすぐに打ち解けられるのが「大人のおけいこクラブ」の良さかもしれません。

 

そしてみなさんの興奮が最高潮に達したのがこちら!

自動お燗測定器?

 

 

 

ちなみに小野杜氏は、辛口を燗にして飲むのがお好きだそうです。

 

で、小野杜氏のおすすめがこちらの丹頂正宗、辛口のお酒です。

味もさることながらこのラベルがすごい~。

鶴をあしらっていてすごく綺麗なの。

 

私が今回、イチオシで惚れたお酒はこちら

オール岩手の廣喜 純米吟醸 

ボキャブラリーがないのが悔しいですが、これ本当に美酒でしたーー。

このようにクイクイ白眼だして飲んでます。

 

 

さて、第3弾も盛り上がった日本酒入門。

参加してくださった皆様です。

こちらの5名は初参加でーす。

 

こちらは小野杜氏を囲んで!1個5460円の漆しっかり持っています!

 

こちらは大沢さんと一緒に「ものづくり」の話しでも盛り上がっていたグループ

 

いい女が2人、しっとりと・・・。

 

商工会連合会の創業塾で同期だったお2人です。

 

こちらは現在、福祉のお勉強をするお2人

 

 

日本酒は奥が深い

少しは日本酒を愛好する女子増に貢献できてるかな?と自負するこの日本酒入門。

今後も蔵元さんや酒にまつわるゲストをお呼びして続けていきます。

今宵もかんぱーい

 

 

<廣田酒造店さまよりお土産いただきました>

ヒロキの奥様秘伝の甘酒レシピ付でーす。

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大人のおけいこクラブ第10回報告~今更ひとに聞けない仏事のマナー教室

今回のおけいこクラブは、いつもとちょいと雰囲気が違います・・。

なぜかというと

 

そうなの、今日のテーマは「仏事のマナー教室」

 

これは私が前々からやりたかった企画でして・・

なぜかというとある年代過ぎると、

慶事よりも仏事に参列する回数が圧倒的に増えるからなのです。

 

 

毎回、毎回、前の人の作法をみながら模倣してはいるものの、

「合っているのか?」と聞かれれば自信はなく、

ちゃんとしたお作法を身につけたいと常々思っておりました。

 

でいくつかの業者さんにかけあい、快諾していただいたのがこちら。セリオホールみたけさん。

 

 

 

 

 

 

そして、葬儀会場があいている日ということで、

「友引の土日指定」で、11/18(日)開催となりました。

 

 

会場もこんな感じで。隣に祭壇があります・・・。

(こちらは開始前の準備風景です)

 

そして今回の「仏事のマナー教室」は、

一部:外見のマナー 二部:参列の際のマナーの二部構成とし、

一部のご協力は、

西青山にあるノエビアビューティースタジオフルールさんと

㈱ノエビア盛岡オフィスに全面協力していただきました。

一部の講師は㈱ノエビア盛岡オフィスの及川由香さんです。

 

まずはこちらの映像からスタート

 

これ、数年前にモーニング娘のもとメンバーの親族の葬儀の映像ですが、

辻ちゃんのメイク・洋服・リボンが場違いなのはわかりますが

実はもうひとりおかしいメンバーがいるのわかりますか?

 写真の右から2人目の飯田香織さんもNG。

なぜかというとその理由がこれです!

 

飯田香織さんのスーツは光沢があるんでNG。

もちろんこの他に黒でも、肌の露出の多い服やオーガンジーやフリルのヒラヒラはもちろんNG。

なのでやはりこちらが正統派

 

ちなみに女性の場合、パンツスーツよりもやはりスカートのスーツかワンピースのほうが望ましいそうです。

 

そして気をつけなくてはいけないのが小物ですね。

ひかりもの禁止は小物も同じなんです。

 

で結構気づかないのが、靴ですよね。

ミュールやサイドがあいたパンプス、さらには一部でもエナメル・型押しはNG。

というわけでこのようなプレーンタイプ。

 

バッグのバックルも金やシルバーが入ってないように気をつけましょう。

そうするとやはりこちらのフォーマル 

 

アクセサリーは黒か白のパールかオニキスで。

ただし、二連は「ご不幸が重なる」のでNG、必ず一連にします。

 

ハンカチも白か黒のフォーマルで・・・。私はこれで恥かいたことがあります。。

今みたいに冬場だとコートも注意。

(毛皮とか皮とか殺傷をイメージさせるものはNGなんだそうです)

ということでみなさん真剣に聞いていらっしゃいます!!

 

 

 さて、この「ツヤを連想させるものはNG」というのは実はメイクもなんですって!!

つまり、今、流行のラメやグロスは封印!ハイライトも基本はNG~。

 

 

今、売ってるメイク品ってたいていがグロス入りだったりしますので、

このメイク品を探すのは結構大変です。

さらに

メイクのポイントとしてあげていた事がこちらの2点でした。

 

葬儀は「泣くことを前提にしたメイク」でなければならないそうで

泣いても崩れないかどうか、ご自分のファンデーションに霧吹きで水滴をかけてためしてもらいました。

霧吹きしたとたんにデローンと流れるファンデーションは

泣くとお顔がそうなりますってことなのです。

 

ポイントメイクも「泣いてもパンダにならないように」

アイライナーやマスカラなどは

ウォータープルーフのものを、

色味は「茶・オレンジ・ベージュなどで、発色の強いものはNG」

 

このように、葬儀のメイクは色やツヤがないぶん、どこに注目がいくかというと・・・・

お肌そのもの!なわけで

「クマ消しのメイクテクニック」を伝授していただきました。

 

このテクはもちろん普段のメイクテクにも使えますね。

クマにも3種類ということで

茶か青か黒かによって、使うコンシーラーの色味が変わってくるそうです。

ということで実習風景

 

 前ではモデルさんをたててクマ消しテクニックを披露中です。

 

仏事のメイクといえどみなさん、なんとなく楽しそう。。

 

 

さてお顔が仕上がり、仏事のメイクとしてふさわしいのはどちら?

 

答えは右。

左はお顔だけ見れば本当にきれいなモデルさんなのですが、喪服と合わせると

どうも慶事のような華やかさがでてしまいます。

ということで、何の色味もないメイクに見えますが、仏事のメイクとしては右が正解。

 会場ではモデルになっていただいた方に、

片方が仏事メイクで、もう片方がラメ・グロスありのメイクにしていただきましたが、

喪服と合わせると断然、仏事メイクのほうがしっくりきます。

 

 

さて外見のマナーが終わったところで、

二部の「参列の際のマナー」へと続きます。

こちらの講師は、セリオホールみたけの藤澤恵さんです。

 

「亡くなった」と連絡を受けたらどのような一連の儀式があるのか、

どこに参列すべきかを解説していただいております。

 

とくに親しい間柄であれば、通夜・火葬・葬儀に参列すべきだそうですが、

「気持ちが大切」とのことで、自分のスケジュールにあわせて、

通夜だけや火葬だけでもOKということでした。

 

ご香典をいくら包むか、表書きの書き方は?

また複数回参列する場合はいつ香典を出すのかも教えていただきました。

 

ところで、

「ご厚志ご辞退」と「お伴物、ご伴花ご辞退」の違いってわかりますか?

前者は、香典・供物・伴花一切を受け取りませんという意味ですが、

後者は、供物と伴花は受け取りませんが、香典は受け取りますという意味だそうです。

これ気を付けないといけませんねー。

 

さて「ふんふん」と聞いてばかりいても身につかずということでここからは実習編です。

 

まずは受付編です!

 

袱紗や香典袋もこのために用意していただきました。

 

まずはセリオホールみたけのスタッフさんのお見本のあと、代表してMさん!

 

 

 

続いて立ち焼香の場合の焼香の仕方です。

 

和尚さんに一礼して、遺族に一礼をして、1回焼香で練習します。

このときはお経のBGMまでかけていただきました。

 

 ご焼香のとき、バッグや受付でいただいた返礼品を持って焼香するのかどうか私も迷うのですが

遺族がお見送りに立っていますので基本はすべて持って焼香→そのまま退場だそうです。

 お席に戻るのは、その後の法事のご案内を受けた方のみだそうです。

 

最近増えてきたホテルでの葬儀の場合の献花についても習います。

 

 

さてひととおり説明が終わっての質問コーナー。

質問もたくさん出ましたが、ここでは数珠の使い方。

解説したいのですが、

藤澤さんの手つきが鮮やかすぎて、マネできず・・お写真だけで勘弁してくださいね。

 

 

 

 

 

さて、この他にもいろいろ教わりましたが、

最後に葬儀の際の注意点として下記2点をあげていました。

「時間に遅れない」

開始時間の15~20分前には会場についていること

「死因を訊ねない」

これは本当にそうですね。ご遺族の気持ちに沿うことが大事ですよね。

 

宗派や地域の慣習などもあり、なかなか難しい仏事のマナーですが、

参加した方からも大変好評でしたので、また機会を設けたいと思います。

だんだんには

「葬儀をだす側」のことも必要かな~と思った次第です。

参加してくださった方々・ご協力いただいたノエビアビューティースタジオフルールの皆様

・セリホみたけホールの皆様、ありがとうございました。

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2012.10/7バスツアー 「瀬戸内寂聴先生あおぞら説法と新安比温泉」

昨年末、「年内に書くぞ!」と誓ったイベント報告がやはり年明けになってしまった反省・・

雪がもっさもっさ降る2月の景色を見ながらはや4か月前になってしまった「瀬戸内寂聴あおぞら説法」バスツアー報告です!!

実をいうと寂聴先生のあおぞら説法のバスツアーを企画したのは今回が2回目です。

で、バスツアーというのは、開催にあたって最少催行人数というのがありまして、「30名」

なんと今回はギリの30名!!ほっ・・・

最後のお2人はツイッターとフェイスブックでお申込みいただきましたよー。

でそんなこんなで、のびあ会員女子の方から町内の老人クラブの方まで老若男女もさまざまな方が集まっていただきました。

 

バスはこちら日本高速バス!

 

盛岡駅西口から17名さま、滝沢市(旧:滝沢村)役場から13名さまを乗せて予定通り10時半には新安比温泉静流閣に到着~!

 

社長パネルと英子女将がお迎えしてくれました。

 

こちらでちょっと早いけれど豪華な昼食をいただきます。

「まだ早い~」といいつつもみなさんこのとおり。完食!!

 

 

 

 

 

 

「今日の天台寺は混みますよ~」といわれて天台寺へ!

 

渋滞も覚悟し、その際の浄法寺町ネタも用意していましたらあっさりと天台寺着!

 

 

といいましても天台寺は実はここからの参道が・・・スゴイのでした。

境内まで、10分~15分の「運気向上坂」

登りがきつくて日頃、運動不足の方だと本当に息があがってしまいます。

 

やっと、、着きました!がすでに人、、、人、、、、人、、、、

 

この日は秋の例大祭も行われていたので、右も左もギッシリでたしか翌朝の新聞では3000人!!

 

 

 

でこの日は寂聴さんの法話の前にもうひとりゲストの方がいました。

 

民族衣装に身を包んだこの方、スワーダ・アル・ムダファーラさんという女性で日本名を森田美保子さんといいます。

私、この場で聞いてるときはよくわからず聞いておりましたがこのスワーダさんって、かのニューズウィークが選んだ「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた方なんですって。

 

簡単に経歴をご紹介しますと

オマーン国籍を取得し、1990年にオマーンに私立学校を立ち上げ、校長先生となり、園児~高校生までが通う国内有数の名門校に育てた方なのだそうです。

 

「砂漠に世界一の学校を作った日本人」としてとても著名な方らしく、

寂聴先生や天台寺と何かご縁があるらしく、本日最初の講演となりました。

「困難は自分が発展するための土台となるし、人生に不可能はない。全ての経験が役に立つ」

と力強く語ったスワーダさん。

・・・・というのも実は帰ってきてから仕入れたネタで、このときは音声と視界の悪さもあって

「随分、日本語の上手な方だなあ・・・」と思って聞いていましたワタシ。

 

・・・・というわけで、スワーダさんの講演会だけでも価値があるお話でしたが

 

いよいよ瀬戸内寂聴先生登場です!!

しかし。。。何分、今回はメチャ混みのため、寂聴さんまで遠い・・・

 

が、ハリのあるお声にこれだけの聴衆を一気に引き付ける話術、素晴らしいです!!

 

話しの趣旨は

「つらいことや悲しいことは束になってやってくる。

いい人がはやく亡くなったり、悪い人が長生きしたり、頑張っているのに報われなかったり、人生には矛盾があるもの。でも矛盾があるからそこに哲学や文学が生まれる。」

 

そして何度も繰り返していたのが

「絶望してはいけません。もうダメだと思わないこと。

定命(じょうみょう)が尽きるまで生きること。」

 

定命(じょうみょう)って仏教用語みたいですがよい言葉ですよね。

 

法話の内容もさることながら

実はこの日、天台寺にはトンボが多く、そしてこれがまたよーく寂聴さんの頭の上にとまるのでした。

「もう私はバカだから、こんなにたくさんトンボもとまるのよ」

 

写真は、そう云いながらトンボをふりはらう寂聴さんです。

失礼ながら、お茶目でかわいらしい。

 

 

さて涙あり笑いありの法話が終わり、帰りの列です。。。。

団体バスも30台ぐらい来てましたね。

すごい人。。人。。人口4600人ぐらいの街が倍ぐらいになっちゃうんですから凄いもんです。

 

 

帰りは浄法寺の産直へ

 

そして今回は、野菜ソムリエ兼内科医の宮田恵先生からも特別に車内講演を少し。

(なので今回のバスツアー、実は豪華講演3本立てだったわけです!!)

 

このあとはまた新安比温泉に戻り、温泉&ケーキ!

女性にはこのスイーツが嬉しいねえ。

 

こちら寂聴さん命名の「らくらく湯」

 

 

今回の参加者の方々のお写真です(許可いただいた方のみ掲載しております)

初対面とは思えないぐらい仲良くなっていただいた冨田さま・菊地さま・藤原さま

 

こちらは宝来館を訪問した「復興応援バスツアー」の時にも参加してくださった方です。

 

町内でお世話になっておりますお2人

 

こちらも町内でお世話になっているツネさん

 

そして今回、30人めの申し込みをフェイスブックでしてくださった小苅米さん。

 

こちらは女子100人委員会ののびあ会員でーす。

全員、妙齢とは思えないハシャギぶり。

 

バスツアーってたった1日ですが、それまで出会うことのなかった方々で行動を共にする日。

観光の基本のような気がして私は好きです。

お天気にも参加した人々にも恵まれた楽しい1日でした!

 

 

 

 

 

 

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大人のおけいこクラブ第9回報告~クビレをつくる体幹トレーニング

最近、こんなことはありませんか?

「やせにくくなってきた」

「どうも身体のラインがモッサリしてきた」

「猫背になってきた」

 

「私だよ!!」

ということで、今回は自分のために開催したようなおけいこクラブ

 

テーマは体感・・・変換すると必ず間違える。

「体幹トレーニング」です!!

 

         ※「Nunber」より出典

なでしこジャパンの川澄選手もやっているんだって! ウキウキ!!

 

 

・・・ということで9/30(日)の10時半に集合した女子15名。

講師はイケメンインタビューにも登場していただいたヨガの松村学先生です。

まずはヨガ独特のこのポーズからスタート!

 

 

 

このあたりはまだ序の口でございました。

腕もビシッと伸びております!!

 

「ハイッ!!」 

とはいわなかったような気がするがそんな号令をかけたくなるこのポーズ!

 

 

こうして今、写真を見るとミュージカルっぽくも見えませんか?

 

 

ちなみに「体幹」とは・・・

手足と頭部を除いた胴体部分をいうそうで、

身体の外側の筋肉と内側の筋肉を鍛える運動です。

「骨盤ダイエット」というのもこの流れらしい・・。

 

 

いよいよ佳境に入っていきます! 

身体の軸を意識して!!

 

 

 

 

 

「体幹トレーニング」の効果は

1. 内臓の位置を正しい位置に戻す

2. 姿勢やスタイルを良く保つ

3. 身体の軸がぶれないようになるのでスポーツの能力を劇的にあげる

 

 「という効果がありますよー」

 などと解説される頃にはかなりバテバテ・・・。

 こちら現役の高校生4人ももはや笑うしかない・・・。

 

この頃になると、先生のお手本とは明らかに違う動きもあるけれど、

気持はついていってます!

 

こちらは腹筋を鍛えるトレーニングらしい。

たしか四の字クランチ?

四の字とつくのはデストロイヤーのプロレス技ではないのかー!!

 

 

これ、ウエストにききそうな感じがします。腹筋きたえてマッスル!!

 

そして

今回のおけいこで最もきつかったのが、このシコ踏みです。

みてー 先生のお手本!180度に一直線!!

 

 

このシコ踏みこそ、究極のインナーマッスルらしい。

股関節が柔らかくなると、上半身と下半身のバランスがよくなるそうです。

外人力士はこれが出来なくて泣くっていうものねー。

外人力士じゃなくなって私たちも泣いてマッスル・・・・。膝がプルプル。

この状態で前へ進むお相撲さんは偉い。

 

あー この運動もきつかった・・・・

 

 

・・・・などと、さも自分がやったように語っていますが、実は私やってません。

こちらの男の子(参加したママのお子様)と遊んでおりました。

 

約10年ぶりの子守・・・、別の意味で汗をかきました。

ママが運動している間、きちんとおりこうさんしてましたよ。

 

その後、参加した女子4人で近くのカフェでランチ!

見事に写真撮り忘れで、カフェの写真がこれしかない。

そう、第2部はK子さんによるツボ押しカフェでした!

 

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

※松村学先生のイケメンインタビュー記事はこちらです。

https://www.jyosi100.com/?p=2415

 

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「5/3は盛岡大通りへ行こう2012報告」~大槌町の仮設校舎を訪問してきました。

※記事の更新が3か月も遅れてしまいました。

 チャリティイベント「5/3は大通りへ行こう」の収益金10万円を届けるために、いわて負けるもんかプロジェクトメンバー5名で、9/10に大槌町の仮設校舎を訪問してきました。

 

当初は、昨年の山田地区同様に小学生親子を盛岡動物公園へ招待する予定でしたが、教育委員会と相談したところ、

「各種団体からイベント招待がありますが、人が集まらない状況です」とお聞きし、

仮設校舎で学ぶ4つの小学校へ現金で寄付することにしました。

こちらが仮説校舎で、4つの小学校と1つの中学校が、もとは町立のサッカー場だったところに建っています。

 

 

 

 

 

 

共用の校庭。この右側に中学校のプレハブ、そして共用の体育館、その奥が小学校のプレハブです。

 

 

こちらは小学校校舎です。

 

 

全国からの寄せ書きや千羽鶴を見ながら校長室へ。

 

職員室も校長室も4つの小学校が共同で使用する中、4人の校長先生に迎えていただきました。

 

 

 

代表して赤浜小学校の佐々木啓子校長先生へ寄付金10万円をお渡ししました。

 

 

やっぱり現地で聞いてみないとわからないことってたくさんありますね。

 

 

「今、どんなことが一番困ってますか?」と質問したところ、

「子供たちが思い切り遊べる場所と時間の確保」と「スクールバスの増便」との答えが返ってきました。

 スクールバスは全国から15台(中学校4台・小学校11台)も寄付され、稼働しているものの、それぞれ行きも帰りも1便しかないそうです。

帰りは1年生も6年生も15:20学校発のみ。

 

なぜ?というと

「バスはあっても動かす予算と人(運転手)がない」 のだそうです。

 

「在校生のうち、約6割りが仮設住宅暮らし。家に帰れば思いきり遊ぶ場所はありません。

せめて学校の校庭で思い切り遊ばせてあげたいのですが、帰りは15:20のみ。

そのため高学年の部活や委員会活動も全て昼休みにやっている状況です。

ただ、役場でもたくさんの職員が亡くなり、手一杯の状況。私たちは要望し続けるしかないんです」

と、ある校長先生は状況を説明してくださいました。

 

 

 

 

さらに数日前のニュースで

「仮設校舎の各教室へクーラーをいれる予算がついた」

と放送していたので

それもお尋ねすると「来年の夏からです」とのこと。

テレビではいかにもすぐ工事が始まる感じで放送してたのに来年のことだったんだ。

 

救いだったのは、蒸し暑い校舎のなかでもこどもたちが元気だったこと。

(子供たちの写真は掲載できないので生活のニオイのする写真だけ少々・・)

 

この子供たちのためにも自分たちが出来ることを考えていかなきゃいけないんだよね。

整然と並んだ15台のバスを見ながら複雑な思いで仮設校舎を後にしました。

 

 

 

その後、45号線を南下し、陸前高田へ。

震災後、個人的にははじめて見た陸前高田の街。

本当に何にもなくなっていました。

人の背丈ほどの雑草が緑に生い茂り、遠くから見ると、大きな水田地帯だったかのようです。

 

 

陸前高田では、ガイドさんをお願いし、案内していただきました。

 

奇跡の1本松

翌日の9/11に永久保存のため一度、伐採されるとあって多くの観光客が訪れていました。

 テレビではわかりませんでしたが、実際に見ると、かなり赤茶けていて、生きいる木でない事がわかります。

 

こちらは陸前高田市役所。

 

 

その向いの市民会館。3階建てのこの建物が避難場所だったためにここで多くの方が亡くなっています。

 

こちらは大船渡線の駅のホームでした。

線路がありました。

 

そして、あったはずの駅前商店街。

 

ガイドさんが見せたい風景ということで、最後に陸前高田を一望できる丘へ。

写真は小友町から広田湾の風景です。

湾の地形で波は町の左右から来たと教えていただきました。

この緑は田んぼではなく、すべて雑草です。

そこには家があり、人が生活していました。

 

震災からこの時点で1年半

物の支援からしくみや人の支援へ。

支援の在り方も変わっているように感じます。

できる支援をしていく、

そして誰かに伝えていく

それが私たちにとって「5/3は盛岡大通りへ行こう」のチャリティイベントです。

来年は釜石の子供たちのために、5/3またやります!

 

※ 2012年のチャリティイベント「5/3は盛岡大通りへ行こう!」の様子はこちらです

https://www.jyosi100.com/trial-day/?p=924

 

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