健康セミナー

第57回おけいこクラブ「癌になった医者が語る癌のお話」~2021年10/23オンライン開催

10/23(土)にオンラインで開催しました。

 

講師は長野県赤十字病院の産婦人科医にして
女性ヘルスケア専門医の山本かおり先生です。

 

かおり先生には
7/17に婦人科セミナー「愛は子宮を救う」をやはりオンラインでお願いしました。

 

 

そのセミナーの本番中に
「私、昨年、乳がんになったんです~!」と

 明るくカミングアウトしたのが開催のきっかけです。

 

 

今や、癌は生涯で「2人に1人がなる時代」ですので
医者が癌になっても珍しくはないのでしょうが、
患者の伴走者として治療する側でいた医師が患者になってみての話を

ぜひ聞きたいと思ったのです。

 

 

今回もZOOMで長野と岩手を結びました。

 

 

<参考資料>

 


 

すこし前まで、乳がんのり患者は
「11人に1人の割合」といわれてましたが、年々増加し、
今は「9人に1人」です。

 
年間にして9万人が乳がんを発症し、14,000人が亡くなっています。
女性がなりやすい癌の1位ではありますが

死亡者数を見ると第5位。
比較的、治りやすい癌ではあるのです。

 

 

 

ただ初期では無症状のことが多く、山本かおり先生も「まさか、うっそ~」

人間ドックのエコーで見つかったそうです。

 

乳癌に限らず、どの癌も大きさと他所への転移があるかないかによって

ステージが分かれます。
それと、乳癌の性質、患者の年齢等によって、治療方針が決まっていくそうです。
こちらがステージ

 

こちらが性質

 

 

・女性ホルモンのエストロゲンの影響をうけるもの・・・ これが多く75%

さらに増殖性が高いか低いか

・HER2という癌増殖のたんぱく質の影響を受けるもの・・・15~20%
(HER2タイプはちょっと前まで治療法が難しい癌でしたが、今は

このタイプにも効く抗がん剤が出来たそうです)

・そのどちらでもないもの

 

おおかかに4つに分かれます。

 

かおり先生はステージ1で
最も多いといわれる「ホルモン受容体陽性で増殖スピードの遅いルミナールAタイプ」でした。

 

こちらがかおり先生の「まさか、ウッソー」の乳癌発見の経緯と治療経過です。
昨年のクリスマスに手術しているんですね。
その後、30回の放射線治療を受け、
3か月に1回、偽閉経の注射をし、ホルモン療法の薬を1日2錠飲んでいます。

 

 

 

ちなみに、ノルバデックスというお薬は
乳癌には非常によく効くお薬だそうですが、子宮にポリープができやすいそうで
このタイプのお薬をのむ方は定期的に婦人科で診てもらう必要があるそうです。

 

乳癌の75%がエストロゲンの影響を受けているものなので
患者さんが何歳なのか、今後、子を持つのか持たないのかは
大変重要な要素なんですね。

 

 

かおり先生は
「癌には運のいい癌とそうでない癌とある」といいます。

 

 

 

 

 

いわゆる5大癌というのは「乳・大腸・胃・子宮・肺」の癌のことですが

これらは見つかりやすい癌で
「運のいい癌」

生存率も高い癌です。

 

白血病、すい臓がん、胆管癌など、そもそも見つけにくい癌もあるわけで

「何歳の時、どの癌になるか?」はひとことでいえば「運」

 

どの癌でも早期発見、早期治療が大切ではあるが
仮に不運な癌のステージ3やステージ4で見つかったとしても
「癌と共存しながら生活する治療法もある」 そうです。

 

 

そして

「怖いのは癌が見つかることではなく、進行させること」

やはり定期的な検診が大事だということ

 

 

さらに、

信頼できる医師との出会い。
治療方法をお互い話し合える医師との出会いは
「たしかにこれまた運なんですけどもセカンドオピニオンは患者の権利、

堂々と使ってください」

とお話してました。

 

 

1時間のセミナーのあと、質疑応答に入りました。
今回は録画視聴者も多かったので
事前に質問をいただいておりましたが

その中で多かったのが下記の2つの質問です。

 

 

①公立病院の標準治療で大丈夫なのか?

少なくとも、「ガン診療拠点病院」なら大丈夫。

「標準治療」というのは松竹梅の竹というような治療のことではなく
科学的根拠に基づいた最良の治療のこと
推奨されるスタンダードな治療のことです。

 

 

②抗がん剤は絶対に受けたくないのだが、どのぐらい患者の要望は受け入れられるのか?


乳癌の患者さんにはそのように主張する患者さんが多く、代替治療を選択したいという

方は多い。
けれども白血病のように抗がん剤を使わないと治らない癌もあり、また抗がん剤は
日進月歩しており、副反応の少ない薬がどんどん開発されている。

 

「どうか、頭ごなしに否定せずに、

抗がん剤の話だけでも聞いてほしい」

 

という答えをいただきました。

 

 

今回のセミナーを受けて私が個人的に感じたのは

「2人に1人が癌になる時代」の意味です。

 

更年期は100%くるけれど

2人に1人というと、「自分はかからない」という方に思うんだなあということ

 

そして、みなさん、免疫をあげるとかバランスのよい食事をとるとか

予防には一生懸命だけれど

私を含めて

「なった時」のことはあまり考えず、「その時はその時」という方が多いような気がしました。
(私は予防にも怠惰ですけども)

 

不治の病ではなくなったとはいっても

がんと聞けばショックですが

「60才すぎればいつかは癌になるもの」と考えて
構えることも大切な気がします。

 

 

コロナの日本での死亡者数はこの1年半で、18,000人ですががんでの死亡者数は1年間で37万人

桁が違います。

 

 

コロナ禍で、病院の受診控えが増えたと聞きますが

早期発見、早期治療のためにも検診が大事だと改めて 思いました。
・・・というわけで私は年末恒例の人間ドックの予約をいれねば!です。

 

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

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第55回おけいこクラブ「愛は子宮を救う」~2021年7/17オンライン開催

7/17(土)第55回大人のおけいこクラブで

婦人科セミナー「愛は子宮を救う」を開催~!

 

講師は長野赤十字病院産婦人科医にして女性ヘルスケア専門医の資格を

もつ山本かおり先生です。

 

※山本かおり先生と知り合ったきっかけは

2019年に開催した「思春期外来セミナー」でした。

その投稿を見て、フェイスブックでお友達になり、昨年の3月は

長野市で実際にお会いしてきました。
きっかけとなった思春期外来セミナーはこちらをクリック~。

思春期外来セミナー「今、10代に起きていること」8/31開催報告 | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ (ameblo.jp)

 

 

コロナ禍となり、始めたオンラインセミナーですが、

悪いことばかりじゃない。

こうして600キロ先とつながることが出来るのです~。

 

セミナーは
1部 生理痛、PMS、更年期について
2部 婦人科の疾患について

に分けて、間に質疑応答を挟みながら進めました。

 

 

私、今回のセミナーで何がいちばんびっくりしたって、
生理痛の治療です!

 

「ピル」と聞いてびっくりしてた時代はもはや完全に過去のものです。

 

さて、こちらが月経から次の月経までのスライドですが

こうしてみると、女性が心身ともに絶好調!というのは

生理が終了して排卵までの1週間もないんですねぇ。


さて、このなかのPMS(月経前症候群)ってご存知でしょうか?

 

生理前の3日~10日前にある不調です。

これはメンタルと身体症状と両方あり、
思春期の女児では
このPMSと生理痛が不登校の理由の半数ぐらいになっているとか・・・

 

事実、先の思春期外来セミナーの講師をしてくださった秋元義弘先生(現在は岩手県立中部病院産婦人科に勤務されています)

によれば
「うちの思春期外来に来ている女の子の95%は、月経痛と月経不順で学校が辛い、という子たちです。」
薬で月経コントロールを始めて、

「もっと早くからこうしていれば良かった〜!」と
本人もお母さんもいうそうで、「劇的に変わります!」とのこと。

 

生理痛(月経困難症)は

原発性といわれる他の病気のないものと

経発性といわれる他の病気が原因でおこるものとあるそうで
思春期の生理痛はほとんどが前者です。

 

そして月経困難症といっても、痛み、量、周期とあるわけですが

量について自分ではわかりにくいもの。
そのめやすがこちらで
40㎝もあるいわゆる夜用ナプキンを日中も使い続けているなら産婦人科を受診してください~。

 

 

治療はどうするのか?

 

山本先生はまず「鎮痛剤で良くなるなら使ってOK」としたうえで40代以上と40才以下では治療が違うと教えてくれました。

 

そして、いわゆる低用量ピルは50才まで。

これは閉経年齢の平均が50才であることと

50才過ぎると血栓症のリスクが出てくることと

関係しているそうです。

 

この低用量ピルでびっくりしたこと。。。

私は、生理がくるのをずらすものと思っていたのですけども

その考えは古かった!

 

今は、最長120日連続服用できるピルがあるそうで
これらを使えば年間の生理回数を減らすことができるんですって!
つまり、1か月に1回だと思っていた生理を2か月に1度とか

3か月に1度とかにできる!!
しかも今はこのタイプの方が主流なんですって。

知らなかった~!!目からウロコでした!!

 

低用量ピルは10代から安心して使えるものがほんとどですし、
このあとの質疑応答で、
蒸れやかぶれをなくすための
ナプキンやVIO脱毛について質問がありましたが
「でかいナプキンを使っていれば当然かぶれるし、蒸れる」ので
「そもそもの月経量をコントロールする治療をしたほうがいい」とのことです。

 

タンポンよりもしっかり吸収するシリコン製の月経カップもあるんですって。
これも知らなかった~。
気になる方は「月経カップ」か「月経血カップ」で検索してください。

 

40才以下には低用量ピル、では40代以上は?というと

ミレーナという昔でいう避妊用リングがあるそうです。

 

ミレーナは一度入れると5年間有効なので

飲み薬と違って「忘れることがない」というメリットがあります。

今後、5年間は子どもを産む予定のない方ならこれもおすすめだそうで
保険適用で1万円ぐらいの費用だそうです。

 

他、ピル以外の薬もたくさん出ていて、年代や体質、状況をみながら
治療方法を「産婦人科医と相談」
とにかく

生理は量も回数も周期も

完全にコントロールできる時代になった!
というのを実感しました。

 

 

そして次に更年期について。
閉経の前後5年を挟んだおよそ10年に渡る不調ですが

自律神経などを司る視床下部との関係が深いため

症状は本当に多岐にわたります。

 

※更年期については2018年に助産師の多田先生を講師に
「更年期」に特化した内容で開催したセミナーがありますので
こちらも参照してください。

「更年期」ってもっともっとオープンに語れるようにならなきゃね | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ (ameblo.jp)

 

 

山本先生によれば「更年期はつわりのようなもの」で
「ひどい人は本当にひどいし、なんともない人は本当になんともない」

非常に個人差があるそうです。

 

 

治療の中心はホルモン補充療法ですが

後の質疑応答でも話題になったのが

「ホルモン治療のやめどき」

 

 

「だいたい5年をめやすに主治医と相談し、長くても10年」
「60才以上になると普通にしてても心筋梗塞等のリスクがでてくるので
ホルモン治療ではなく、骨粗しょう症が気になるなら整形外科へ
血圧やコレステロールが気になるなら循環器内科へ行って専門の治療をすること」

というのがや山本先生の回答でした。

 

 

そして2部の「婦人科の疾患」へ

最初に「子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症」について説明がありました。

 

子宮筋腫は3人に1人
子宮内膜症は10人に1人
子宮腺筋症はちょっと前まで子宮内膜症の一部といわれていましたが

今は別の病気として扱われているそうです。

 

個人的に厄介だなあと思うのは子宮内膜症
妊娠した時の赤ちゃんのベッドといわれている子宮内膜が子宮の内側という
本来できる場所以外に出来る病気で
とにかく血液がたまるので、周囲の臓器や組織と癒着してしまう。

不妊の原因になりやすいし、閉経までつきあわなきゃならないケースが多いようです。

 

 

次に「子宮頸がんと子宮体がん」について

 

子宮の入口にできるがんが子宮頸がんで20代30代に多く、

奥にできるがんが子宮体がんで50代以上に多いという特長があります。

 

ちなみに子宮頸がん:子宮体がんは7:3の割合だそうです。


子宮頸がんの原因はHPVウイルスで、

性交渉の経験があれば誰でも感染するリスクがあり、その多くは免疫で自浄されるものの
一部ががん化、

 

年間約1万人が子宮頸がんを発症し、

2,700人が命を落とすがんです。
早ければ10代でも発症します。

 

この予防に効果的なのが、HPVワクチンと子宮検診。

 

HPVワクチンは、性経験をもつ前に接種することが望ましく

小6~高1の女子であれば公費で受けれるのです。

 

今回、私が婦人科セミナーを開催したいと思った理由は

「公費で受けれることを知らない対象者や保護者が多い」

と感じたことでした。

 

2013年に副反応が指摘され、国の積極的奨励から外れてしまっているHPVワクチンですが

その後の調査で、副反応とされた多くの症状が思春期特有のものと判断されました。
※この経緯が気になる人は「名古屋スタディ」で検索してください。

 

原因もはっきりしていて、予防できる数少ない癌なのに
公費で受けれる期間を知らずに

いざ、赤ちゃんが欲しいと思った時に子宮頸がんが見つかり、

子宮を摘出というケースは本当に悲しい。

 

HPVワクチンの課題は

「公費で打てる期間を知らずに打てなかった年代」への接種と

「男児も公費で打てるようにすること」

だそうです。

 

ちなにに、男児も打ったほうがいい理由は

「HPVウイルスが原因といわれる

中咽頭がんや肛門がん、直腸がん、陰茎がん、

性感染症である尖圭(せんけい)コンジローマの予防ができること
と性交渉によるパートナーとのウイルスの感染しあいっこを防ぐこと」

です。

 

このあたりについては、みんパピというサイトに詳しく掲載されてますので
ぜひご覧になってください。

 

 

2部終わりの質疑応答では

現在、子宮内膜症の治療中の方や
子宮頸がんで経過観察中の方から
切実な悩みがよせられました。

 

山本先生いわく

「 どうしようかと患者さんとその時々で悩みあいながら

治療方法を選択している、、」

 

こういう話を聞くと
特に長くつきあわなければならない病気は
医療従事者という「伴走者が必要であること」

を痛感します。

 

 

さて、2回の質疑応答含めて

予定していた2時間を超えて開催されたセミナーは
オンタイムの受講者他、録画視聴の方も含めて

34名の方に参加していただきました。
終了後、動画編集するにあたり、何度も見返しましたけども

婦人科は奥が深い!!
そして、痛い、苦しい、つらいは

我慢する時代ではないこと

薬でコントロールできる時代になったこと

をつくづく感じました。

 

また続編を開催したいと思います。

 

ご参加いただいた皆さま、
講師の山本かおり先生、ありがとうございました。

 

 

▼わかりやすかった~と評判の山本かおり先生

 

▼久々にフルメイクの高橋真樹

 

 

 

 

 

 

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健康セミナー「コロナQ&A」~2021年2/3オンライン開催~

このセミナーのお声かけをしたとき、

数人に言われたのが

「コロナはもういいよ。食傷気味よ」という言葉。

 

たしかに、1年間もコロナ報道を見ていれば

そう言いたくなるのもよくわかります。

 

しかし、

日々、情報の渦にいて
「正しく恐れる」ということがそう簡単ではないからこそ

信頼できる専門家の話を聞いてみたい。

 

それが開催の理由でした。

約30名の方々にオンラインで参加していただきました。

 

 

 

第1部は「医療の立場から」

中津川病院の高橋 進院長です。

 

参加者からの事前質問に基づいてお話がありました。

 

要点をまとめると次のようになります。

①コロナウイルスは感染した人のうち、「5人に1人しか人には移さない」
しかし、コロナがやっかいなのは

「発症する前が(人に移す)ピークであること!」

 

 

症状が出た後にピークがくるインフルエンザと違って

何の症状も自覚もないうちに人に移してしまう。

 

症状がないから、病院にも行かないし、日常の行動をするわけで

「だから、クラスターが発生しやすいのです」

 

 

②コロナウイルスは重症化の原因というよりもきっかけ

ウイルスは発症から10日後にはほとんどなくなる。

しかし、重症化する場合、その多くは10日後から。

ということはコロナウイルスがきっかけとなって

基礎疾患を悪化させてしまう。

「コロナはピンポンダッシュみたいなものです」

 

③感染リスクが高まるのは、マスクを外した時

 

そして、外食やカラオケよりも

宅のみやホームパーティーが実は高リスク。

 

「家庭のなかというのはひとつのマスクの中にいると思ってください。

そこに他人が入るというのは実は一番危ないのです」

(わが家を考えると、家庭内ではマスクはしませんし、
食卓を常に消毒液で拭くなんてこともしていません。

それらを思えば「なるほど」と思いました)

 

 

 

④「自分もコロナにかかっているかもしれない」と思って相手に接することが大事。

コロナは無症状のちに人に移してしまうやっかいなウイルス。
だから、

「自分もコロナにかかっているかもしれないと思って

相手に接することが思いやり」

 

 

⑤具体的には「マスクをつけること」「距離」「換気」「手洗い」
中でも、お互いにマスクをつけていれば

感染リスクはかなり軽減できる。

 

逆にいうと、マスクを外した時

休憩時間や食事時間など、場面が切り替わってホッとしたときに注意が必要で

下記のスライドの%の真偽はともかくとして

「当たらずとも遠からずではないか?」

※ この数値の正しさうんぬんよりも「お互いマスクをしてください」という

ことを理解してほしいとのことです。

 

 

⑤情報を鵜呑みにせずに考える、UPDATEすることが大事。

試験管のなかの結果と臨床結果とは違う。

1年たって、今、臨床としてのコロナのデーターが積み重ねられている。

 

昨年の4月の話が今、正しいわけではなく

「私自身、当時はマスクに効果がないと思ってそう発言していた。」
「大切なのは自分で考えること。」

 

そして、今後のワクチン接種を含めて

情報をUPDATEしていく。

 

「今日、お話したことはもしかしたら3か月後には変わっているかもしれません」

 

 

 

 

第2部は「国や県の支援」について

ハクセル美穂子県議から説明がありました。

 

 

各種支援策がいちばんわかりやすいのは

内閣官房のHPにある「支援情報ナビ」だそうです。

 

「自分に該当するものがあるかどうかはまずここを見てください」

 

 

今回は、各種ある支援金のなかで

「新型コロナウイルス感染症休業支援金」について

詳しくお話していただきました。

 

これは全従業員、

パートやアルバイトの方も対象で

「シフトを減らされた、休めといわれたという場合にもらえる給付金で

最大11000円/1日 出ます」

 

本来は経営者が手続きするものだそうですが

経営者でなくても雇われている側が

自分で手続きできるそうです。

 

「しかし、周知されていなくて、対象者がたくさんいるであろう割には

利用が少ないのです。

ぜひ、該当する方は労働局に問い合わせをしてください」

 

 

岩手県の取り組みについては

県のアカウントをLINE登録していただき

「県対策第五弾をクリック。ここで太字になっている対策が岩手県独自の支援です」

 

 

 

90分のセミナーの間、2回の質問コーナーを取り、

たくさん質問をいただきました。

 

特に、直接、医師に質問することで

安心できた方が多かったのではないかと思っています。

 

今回のセミナーを通して、私自身、強く感じたのは

「何の症状も出ていないうちに人にうつしてしまう」

という

コロナウイルスのやっかいさ。

これを改めて感じました。

 

症状がなくて元気なのに、病院行く人はいませんものね。
そういう意味では特効薬が今後開発されたとしても

感染防止の抑止力にはならないのだと。

 

ただし、お互いにマスクをすることで
感染リスクはかなり減らせるということ。

 

「マスクを外して会話しない」

これを遵守しながら、

できるだけコロナ前の活動に戻せるものは
戻していきたいとそう、思っています。

 

 

そして

新型コロナの医療も経済支援も

どちらも

積み重ねた情報を今、アップデートしている最中で

「現状を見て(支援の内容も)期間が継続されたりして変わっていく」

 

 

高橋進先生もハクセル美穂子県議も

「常に情報を更新していくことが大事だ」

と話していました。

 

ワクチン接種が今日から日本でも始まっていきますが

それが感染リスクを下げ、収束へ向かうことを願って

また、時期をみて第2弾を企画してみたいと思っています。

 

ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

 

 

 

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健康セミナー「睡眠」~2019年1/19開催

※私、高橋真樹が2018年2月から約半年間、ひどい不眠症になったことから開催したセミナーです。

 

1/19に「健康セミナー~睡眠~」を開催しました。

 

70席用意した会場はほぼ満席。

関心の高さを感じます。

会場内には、「快眠」をサポートする8つの業者さんのブースもあります。

 

さて、

第1部は岩手医大睡眠医療学科准教授の西島嗣生先生のご講演です。

テーマは「良質な眠り」

まず睡眠時間について

 

日本人の平均睡眠時間は5時間36分で
これは先進国のなかで最下位。

 

とはいえ、
「年齢をとるにつれ、必要な睡眠時間が少なくなるのは当然のこと」だそうです。

 

<参考>

10代後半  8時間以上
25才     7時間
45才     6.5時間
65才     6時間

 

みなさん、自分の睡眠時間は足りているのか
気になるところだと思いますが

「睡眠時間というのは個人差があるので、

6~8時間という睡眠時間に拘りすぎることもない。」

というのが先生の回答でした。

 

そして、睡眠時間が足りているかいないのかのポイントは

「日中に眠気があるかどうか」

「眠気がなければOK」だそうです。

 

そうか、意外と単純なのか~と思ったりしますね。

ただし、「4時間以下」は問題。

健康被害がでてくる可能性があるそうです。

そして、睡眠の質について。

 

私たちは

ノンレム睡眠とレム睡眠を約90分ごとに4~5回繰り返し、

レム睡眠から目覚めるわけですが

 

いい睡眠のポイントは
最初の90分をいかに深く眠るか。

 

グラフを見ても、最初が深くて、だんだん、浅くなる。

 

最初の90分が浅いのに、次に深くなることはないそうで
最初が浅ければ、浅い眠りのまま目覚める。

 

 

そして睡眠障害といわれるのは下記4つに分かれるそうです。

(人によっては複合型もあります)

①入眠障害
眠りにつくのに30~1時間以上かかる

②中途覚醒
途中で目が覚めて、その後、なかなか寝付けない

③早期覚醒
本来、目覚めたい時間よりも2時間以上早く目覚める

④熟眠障害
睡眠時間は十分なのに、眠りが浅い。

無呼吸症候群はこのタイプで、無呼吸の患者さんは枕に頭つけたとたん、すぐ眠るそうです。
無呼吸の主な原因は肥満ですが,
日本人は口が小さいので、太ってない方での無呼吸も多いそうです。

 

<無呼吸症候群>
睡眠時に10秒以上呼吸が停止する症状が1時間に5回以上
一晩に30回以上ある。

 

日本には推定300万人いるといわれているが,実際、治療の患者数は40万人程度。
パートナーがいないと自分ではなかなか気が付かない。

子どもにもあり、治療をすると学力が劇的に向上する。

 

 

眠れない原因が

心の病気やストレス、身体の病気(痛み、かゆみなど)による場合は、

先にそれら根本原因の治療をすることが大前提ですが

これといった原因がなくての睡眠障害は、
間違った睡眠習慣が原因のことが多いそうです。

 

たとえば

「早寝」「長寝」「昼寝」

「早寝」と「長寝」は、
「眠くなったから寝る」のではなく、「寝る時間になったから寝る」というもの。

就寝時間への拘りと思い込みが原因といえそうです。

 

そして昼寝は午後3時前に、30分以内にすること。

休みの日に「3時間も昼寝した」というのでは夜、眠れなくて当然というわけですね。

ちなみに

睡眠障害については、いくつか自己診断方法がありますが
西島先生が講演のなかで紹介していた8つの項目はこちらの

アテネ不眠尺度といい、世界共通のチェックシートだそうです。

http://suiminlab.com/ais/

 

では、どうやって、質のいい睡眠をとるのか?

厚生労働省が2014年にまとめた「睡眠指針12箇条」

http://kenkonavi.jp/img/kyuuyou_img/kyuuyou_67.pdf

 

これと、西島先生のお話からいくつかポイントをまとめると

①眠気を逃すな~眠たい時に眠らないと、次第に覚醒する。

②眠くなってから、寝室に行くこと。就寝時間に拘りすぎない。

③寝室は、寝る場所というのを心身に覚えさせる。

④寝る4時間前からはカフェインの摂取を避ける。

寝る1時間前はニコチンも避ける。

⑤寝酒、布団でのスマホNG。
⑥入浴、簡単な体操、アロマなど,眠る前のリラックス方法を。(できればルーティン化する)

※筋トレなど激しい体操は交感神経を活発にしてしまうのでNG
⑦布団に入って30~40分しても眠れないときは、いったん寝室を離れる。(夜中に途中で起きた場合も同じ)

⑧休みの日の寝だめはNG。→時差ボケが起きる。いつもと同じ時間に起きる。
(平日+長くても2時間という説もあります )

 

私が個人的に、なるほどと思ったのは
「眠くなってから布団に行け」ということ。

言葉にすれば当たり前のようですが

小さい頃から「何時だから寝なさい」といわれ、
就寝時間への拘りが身体にしみついているんでしょうね。

 

眠くないのに、布団に入るから、ますます眠れない。
そして、30分以上寝れないなら思い切って起きて、寝室を離れる。

 

この場合、本を読む、音楽を聴くなどして、
再び、眠気がきたら寝室へ戻るのだそうです。

どうやら

寝室は眠くなってから行くところで
「寝室=寝るところ」 という意識を

身体にも脳にもしっかり覚えさせることが大事なようです。

 

西島先生の講演のあとは ブース見学。

こちらは、姿勢専科KCS盛岡南さん

ヒューマンヘルスサポートさんの血流チェックは行列でした

ピュアドリームのアロマコーナーには西島先生もお立ち寄り

インテリアコーディネーターのフェヴェリエさんのコーナー


理創生活さんの寝室のリフォーム提案

ソフトバンク月が丘店さんは快眠アプリの提案

(写真は、中田先生のコンディショニング中のスタッフの皆様の様子で,寝てるわけではございません)

簡易ベッドを持ち込んだのは、やよいリビングさん

オーガニックハーブのカイロはヒジャウさん

 

 

そして、第2部
中田幸恵先生の「快眠コンディショニング」

寝る前の適度な運動です。
交感神経から副交感神経へスイッチをいれる「なでる、さする」

さあ,やってみましょう!

なでる、さするの時間がなければ
「はく・すう」の呼吸法でもよいそうで、
「ハーーー」と長くはいていると、副交感神経が優位になり
「ハッ」と短くはくと、交感神経が優位になるそうです。

 

そして、最後は、お楽しみのケーキタイム

 

こうして記載してみると、なかなか盛り沢山の内容でございました。

 

私が昨年春から夏にかけて、不眠症になったのをきっかけに企画したセミナーでしたが
「日中、眠気がなければOK」

「就寝時間に拘るな」

という話に安心した方
逆に、「一度、診察を受けてみようか_」と思った方といらしゃるようです。

 

眠れない原因が、心身の病気など別のところにある方を除けば
私たちの睡眠不足を作っているのは
「時間になったから寝る」という思いこみなのかもしれません。
「いい睡眠」は、まだまだ奥が深そう。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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